季節の一言。


色んな言葉に感じてくれれば光栄です。


950    雨音
 
会った時には既に
雨が降っていた
 
真夜中になっても
雨は降り止まず
傘を並べて歩いた
 
夜道を歩きながら
ジャレ合いのような
痴話ゲンカをした
 
伝わるまで話せば
モヤモヤも消えるはずだから
 
ちゃんと話せばまた
深くなれるはずだから
 
ズボンの裾が濡れるのも
あの子が濡れるのも
みんな梅雨のせいにしよう
 
雨音が止むまでは
 
更新日時:
H22年7月3日(土)


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