恋愛マニュアルプロローグ

プロローグでは恋愛に関するコラムで
男女別マニュアルに該当しないもの、
または男女両方見て欲しいものを
そこはかとなく載っけております。

 94   相手に対する思いやりのアレコレ。
 
言い方一つで相手の反応が変わる。
 
そこに相手に対する思いやりを入れるだけで関係性は良くなる。
その辺を意識してないと言い方にトゲが入ってしまったりもする。
 
「会いたいな。」という欲求から出る言葉は、その返答次第ではケンカになる。
「しばらくは忙しいからムリ。」とか「そうだね。会いたいねー。」とか。
それに対する返答も「そう言ってるけど、会う気ないんでしょ。」とか、
「だったら、そっちから会いに来てよ!」とか言っちゃったり。
バッドコミュニケーションだよね。
 
グッドコミュニケーションの例を考えてみようか。
「会いたいな。」
「アポイント予約でございますね。
 それではスケジュールを確認してみます。少々お待ちください。」
「え…う、うん。」
「え〜、丸々1日デートするのであれば、今月の終わり頃、もしくは来月の半ば、
 一瞬でも良いのであれば、明日の会社帰りに30分ほど寄らせて頂けるかと思います。」
「なにその業務口調。ちょっとムカつく。笑」
「なお、オプションで抱っことチューもお付けすることが出来ますが、どういたしますか?」
「いりません。笑」
「あ、申し訳ありません。そちらは標準セットに織り込まれておりましたー。」
「なんでよ!笑」
「なんでと言われましても…、
 こちらもそろそろ電池が切れかかって限界が近づいておりますのでー。」
「もう黙って。笑」
「それじゃ、明日ちょっとだけ行くねー。」
「うん。待ってるー。」
 
こんな感じならグッドか。
早い段階で約束に具体性を持たせようとしてるし。
 
 
相手を信じるとか疑うとか不満とか我慢とか、
そんな低いレベルのお付き合いをしてもしょうがないんだよ。
 
ホントにその人とずっと一緒に居たいと思うなら、
50年先でも一緒にいるためのテンションを作ることが大事なんだよね。
 
中学生だったら惚れた腫れたのキャピキャピで楽しんでもいいけどさ。
自分勝手な欲求の押し付け合いは大人がするもんじゃないからね。
 
 
最近はドSを自称する、ただの自分勝手が増えていてどうもいけねぇ。
Sってのは自分勝手に命令して言いなりにしようとして、
言う事を聞かなかったら不機嫌になるとかじゃねぇから。
 
それは自分の思い通りにならなかったら暴れるダダっ子と変わらねぇから。
そこを間違ってるドSを見つけたら、ちゃんと注意してやって欲しい。
 
 
Sってのは思いやりなんだよ。
『SはサービスのS』なんて言ったりする人もいるけど、ホントにそう。
 
相手が無意識に望んでいることを先回りして察して提供するものだから。
その根底には相手を楽しませようという気持ちがあるんだよ。
 
だから愛しくなるんじゃないか。
 
 
その辺をはき違えてる輩が多すぎる。
そういう情けないヤツはこれからダダっ子を略してダダと呼ぶ。
 
おい、ダダ。
焼きそばパンとミルクティー買って来い。
 
 
2011/06/06 (モバゲー日記より追記して転載)


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