カナと付き合ったのは2001年の10月末からだった。
この恋愛マニュアルの大筋を書いた後だ。
恋愛マニュアルの大筋を書いてたときも彼女(エミ)はいたけど本気で好きじゃなかった。
一度別れて元サヤだったし。
エミともう一度付き合う時に、俺はこんな事を言った。
有也「お前が一緒に居たいって言うならそれでもいいけど、
俺は他に好きな女が出来たらそっちいくぞ。
それでもいいなら元サヤでいいよ。」
エミ「それでもいいから。」
そんな感じで付き合ってた。
同情と馴れ合いかな。
一緒に居て一番ラクだったのは事実だ。
そんな時期、俺はあるキャバクラで働いてた。
そこに新しく入ってきたのがカナだ。
たしか2001年の9月末か10月の頭かな。
最初は「カワイイ顔してんなコイツ」ぐらいの印象だったと思う。
当然キャバクラだから店の女に手をつけちゃいけないっていうルールがある。
店によっては罰金50万から100万ぐらい取られるところもある。
そうなってもダルい。
「もし手を付けるならみんなにも完璧に分からないようにやらないと」と思ってた。
店に対して迷惑な奴にもなりたくなかったしね。
そんなあるとき俺は兄貴とオカンと共に田舎に行くことになった。
うちのお祖父ちゃんは90歳なんだが元気なうちに逢っておくかって事でね。
俺は店の仲間に「おみやげ何がいい?」と聞いて回った。
秋田が田舎だ、と言うとみんな「きりたんぽ」がいいと言う。
そんなことはどうでもいい。
メインは彼女への土産だ。
俺は彼女に聞いた。
「おまえ何がいい?」
「秋田限定のプーさん」
なんじゃそりゃ!
次回へ続く。
|