俺のたわごと

ま、たわいのないことばっか書いてますけど暇なら見てね。
日々の考え事、昔の事などが書いてあります。

 194   掛け声文化。
 
今回のコラムは接客業をしている人には特に読んで欲しい。
 
 
「いらっしゃいませ」
 
日本のお店ではどこでもこの掛け声が当たり前のように聞こえてくる。
「ようこそ」なんてのもある。
 
他にも地方によっては方言を使う事もあるしね。
「おいでやす」
なんてのがその良い例だろう。
 
普段から何気なく聴いてる言葉だから言われたところで聞き流してしまいがちだ。
言う側の人間も普段からその言葉を使っていて言い慣れてしまうので、
その言葉に感情がこもっていると感じられる事はまず無い。
 
聴く側も流して聴いてしまい、言う側も流して言ってしまうのだ。
 
というわけで言葉の文化を大切にしよう。
 
例えばその言葉の意味を考えてから使う。
「ようこそ」だったら、「よくぞ来て下さいました」というのが本来の意味だ。
 
それを意識しながら使ってみよう。
すると、どうだろう。
自然と感情をこめた言い方になりはしないだろうか?
 
また、言い方を意識する事も重要だ。
かといってわざとらし過ぎてもいけない。
感情をこめた時の言い方を覚えてそれを自然と使えるようにしよう。
 
聴く側の立場に立てばそれがわかるはずだ。
嬉しそうに「いらっしゃい」と言われりゃ嬉しいだろ?
つまり、そういうこった。
 
最後になるが、俺は「いらっしゃい」の代わりになる言葉を思い付いた。
いや、正確には「気が付いた。」のだが。
 
それは「おかえり」だ。
 
こんなに身近な言葉なのにお店では使われる事は無い。
だからこそ「おかえり」を使うのだ。
言われた側の人間も意表をつかれると同時に、
その言葉の温かさを再認識するだろう。
 
帰りに掛ける言葉は勿論、「いってらっしゃい」だ。
 
これを既に実行している店があるなら行ってみたい。
言うのが恥ずかしいのなんて最初だけだ。
たとえ恥ずかしくても気持ちが伝わればそれでいいのよ。
何に重きを置くか。
それが大事なんだ。
 
つまりは考えるベクトル(方向と力)だ。
いつも言ってるだろ?
 
 
2004/03/13
 
 
:追記:
かといって、メイド喫茶は求めていたものと違う。(笑)
 
 
2007/12/20


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