ABO型で分ける血液型。
この分け方では世界には4種類の人間しかいないことになる。
しかし、ABO型の分け方も、性格には6種類ある。
AとBとOの要素を両親からそれぞれ1個ずつ貰って子供が生まれる。
Aの要素2個でAA型。
AとOの要素でAO型。
この2種類がA型と言われる。
Oってのは劣性遺伝、Aは優性遺伝だからAO型はA型となる。
Bの要素2個でBB型。
BとOの要素でBO型。
この2種類がB型と言われる。
Oってのは劣性遺伝、Bは優性遺伝だからBO型はB型となる。
Oの要素2個でOO型。
O型はこの種類しかない。
Aの要素とBの要素でAB型。
AB型はこの要素しかない。
では、世界には6種類の人間しかいないのか?
いや、そんな事はない。
MN式血液型やRH式血液型などで分けると100種類にもなるという。
ちなみに骨髄移植を行うときは、ABO式の血液型が一致するよりも、
白血球の血液型が一致することが重要らしい。
そして新しい骨髄が別の血液型を作るとその血液型になっちゃったりもするのだ。
『A型だったのにO型に!』とかね。
一般的に言われている血液型による分類は第一印象でしかないと思う。
まず、血液型の事で議論の対象になるのが、
「血液型は性格に影響するのか?」という事だ。
俺は全身を流れるものが性格を左右する事は別に非科学的でもないと思う。
例えば、流れるものがごくわずかにでも脳細胞に刺激を与えるものだったら、
それが性格に影響してもおかしくはないだろう。
心臓移植したら前の持ち主の記憶が宿ってしまったという話もあるくらいだ。
その辺も科学の進歩が遅いがゆえに解明されていない。
そう。科学の進歩は早いように見えて遅い。
まだこれだけしかわかってないのか、と思う事が多々ある。
まぁ、そう言った所で早くもならないからどうでもいいが。
話がちょと逸れたな。
戻そうか。
では、血液型が性格にそんなに大きく影響するのか?
俺はそんな事はあまり無いと思ってる。
血液型は性格に多少影響を与えてるのかもしれない。
しかし、俺が注目してるのはそこじゃない。
日本における血液型ブームのせいで、
例えば『B型は自己中心的』とかの固定概念があるわけだ。
そういうのがあれば他人はそういう所だけを注目して見るようになる。
そして、そう見られる側もそう思い込んだり、自己中心的と言われることに慣れてしまう。
その結果、そういう傾向が強くなったりする事も大きいだろう。
わかりやすく言えば、『思い込みによる暗示の一種』だと思うのだ。
これが性格に影響する部分もかなり大きいと思うのだ。
いわば、後付けの血液型分類。
だから血液型はあまり関係が無いとも言えるかもしれない。
そのくせに俺は血液型についての話をよくする。
それはそれなりに理由があるのだ。
実際、多くの人が第一印象を血液型別に分類する事が出来る。
これは俺の経験上、そういう事が多かったと断言できる。
しかし、その枠に収まらない例も、やはり3割ほど居た。
つまり、ここらがABO型で判断できる限界点だと思うのだ。
実際は育った環境が性格に与える影響の方が大きい。
例えば、その人の持つ愛情の基礎値は家族の愛情に比例するのだ。
血液型の影響よりも育った環境の影響の方が強いために、
それに該当しない例が出てくるのはすごく自然な事だ。
だから血液型による分類はあくまでも参考程度に。
むしろ大事なのは、そいつ自身の特性を見抜く目を持つことなわけだ。
だから、もっと相手を見よう。
と、偉そうに語るものの、俺はあまりそれが出来てない。
その辺、俺は他人に凄く興味があるようで、実は無いんだと思う。
むしろ、『決め付け』によって相手に暗示を掛けようとする傾向が強い。
その方が自分のペースに持って行きやすいしね。
他人をイジメるクセが抜けてないんだな。反省しなきゃ。
2006/02/13
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