『禁煙』ってのは『一時的に吸わない事にしてるだけ』のようなイメージがある。
「禁煙してる」って言いたいだけのマイブームくらいのノリだ。
今回、俺が書くのは『禁煙』ではなく『辞煙』について。
『辞煙』とは『タバコを吸う自分という人間を辞める事』である。
禁煙すら一週間も出来ないタコスカシには到底ムリなので、
そういう人はハナから諦めて生きていって頂きたい。
TV番組で120才の老婆が「健康の秘訣は?」と聞かれて、
即答で「タバコ」とぶっきらぼうに言っていた。
彼女にとってはタバコを吸う事によるストレス解消が長生きする秘訣らしい。
それが万人に当てはまるとは思えないがね。
さて、本題に移ろうか。
辞煙にチャレンジするなら、これらを実行に移す事だ。
是非とも参考にして頂きたい。
1:信念を持つ事。
自分の決めた事は絶対にやり通す人間であり続けるよう意識する事。
自分を裏切る事はこの世で最もしてはならない事だと意識する事。
タバコを買わない・タバコを持たない・タバコを咥えない・タバコに火を付けない。
具体的にはこれらの内の1つを守ればいいだけなんだがね。
実にシンプルな決め事じゃないか。
2:タバコに合わないメシを食う事。
こってり系のモノ禁止。
スープ系のモノ禁止。
中華料理禁止。(杏仁豆腐などは可)
特にラーメン禁止。
牛丼+味噌汁などの定食も禁止。
:オススメの食べ物:
野菜スティック、生春巻、冷やし中華、ざるそば、サラダうどん
ただし、これらも出来ればゴマダレ・マヨネーズを避ける事
3:タバコに合わない飲み物を飲む事。
コーヒー類禁止。(カフェオレ等)
ミルクティー禁止。
基本的にホットドリンク禁止。
:オススメの飲み物:
スポーツドリンク、アミノ酸飲料
キンキンに冷えた飲み物の方が良い。
4:喫煙所に近付かない事。
タバコの匂いはダイレクトにタバコを吸うイメージに繋がる。
抑えていた欲求が爆発しそうになる危険地帯だ。
5:常にガムを口に入れておく事。
タバコを吸わないと口が寂しくなる。
代わりにガムを噛んでいれば、それは解消される。
ドラッグストアで安売りしてる時に大人買いしとけ。
と、まぁこれらを試しても限界がくるヤツはいるだろう。
意思の弱いヘタレ野郎だ。
犬でもしつけりゃ言われた事を聞くってのに。
自分で決めた事も通せないヤツはワンワン以下だ。
そんなヤツの最終手段はコレ。
↓
6:氷をしゃぶってみる。
口の中が急激に冷えるとタバコを吸いたい気持ちが薄れる。
夏になると売り出すかちわり氷やアイスボックスでもいいだろう。
だが、味が付いてるモノはあまりオススメできない。
シンプルな氷がオススメだ。
そして大人なら氷の味にもこだわろう。
氷の味は極めようと思ってもなかなか極められるものではないが、
それだけに目を向ける価値があるものだ。
水の味の差ならガキでもわかる。
だが、氷の味の差はなかなかわからない。
カルキの臭いがするかしないかというくらいならアホでも判断はできるだろう。
しかし、その氷が軟水で作られてるのか硬水で作られてるのか、
どのようなミネラルが含まれているのかを判別するには経験が必要なのだ。
『タバコを吸う人間は味がわからない。』とはよく言われているが、
それは幼い頃に培った味覚に比例するのだ。
タバコを吸ってなくても味がわからないヤツはわからない。
タバコを吸っていても味がわかるヤツにはわかる。
幼い頃に何を食わされて育ってきたかで人の味覚レベルは決まるのだ。
そして長い間タバコを吸っていたからこそ、
その本来の味覚を取り戻すために氷の味にこだわるのだ。
何も北極海の氷の結晶を取り寄せろとは言わない。
安いロックアイスの中にも良心的なメーカーに作られてるモノはあるんだ。
そういうくだらねぇ嗜好を持つ自分になるのもいいじゃねぇか。
2006/07/05
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