「おれは何のために生きてるんだろう」って考えた事ある?
中学の頃はよく親友のSaityとそんな話をしてたなあ。
自分がいつか死ぬという事は絶対的なものだし。
「自分の死」について考えるとスゲエ怖くなったり。
宇宙の広さを考えると自分の存在の小ささを感じたり。
その頃の「怖い」って思う感覚は、
多分、「自分の意思に関係無く生かされてる」ってトコから来てたんだと思う。
今考えるとね。
今は自分の思うようにやってるから「俺は生きたいから生きる」って思えるけど、
その当時は何の力も無い只の中学生だったし、
結局は「親に養ってもらって生かされてる。」ってのが漠然と自分の中にあったんだろうね。
「自分で生きてる。」って感じがしなかったからだろうな。
親友の家に泊まりに行って親友と宇宙の話になるとなかなか寝れなかった。
二人共すごく色々考える人間だから、
想像が膨らんで話が盛り上がるんだよね。
「宇宙はそもそも何でできたか」から始まり、
「宇宙に地球と同じような星はあるか」
「仮にあったとしても光の速さで何年もかかるから会える訳無いね。」
「いやコールドスリープしてたら可能かもしれん。」
「しかし地球みたいな星は絶対にあるだろうね。」
「無いわけがねえよな。現に地球があるし。」
と話題が途切れることなく次から次へと出てくる。
宇宙の事を話したり考え方の話をしたり、
あの頃は今よりもすごく考え事をしてた気がする。
発想もすごくて特許が取れそうなものを考えたりとか、
人の心を読む方法とか、今よりアイデアは豊富だったね。
年が経つにつれ発想の柔軟性は無くなってきてるような気がしてならない。
でも今はそんなことを考える暇が無いだけだとも思うけどね。
またいつか、あの頃のように宇宙について人生について語りたいなあ。
2002/04
|