俺のたわごと

ま、たわいのないことばっか書いてますけど暇なら見てね。
日々の考え事、昔の事などが書いてあります。

 81   I pray for grandparents.
 
俺は今までひな祭りにひなあられを食うぐらいの思い出しか無かった。
だが今年は違う。
 
これを書いてるのは2003年3月3日の午後12時30分お昼時だ。
 
俺は今でこそマトモにこうしてパソコンをいじっているが、
2時間前はボロボロ泣いていた。
 
俺が泣くのも久しぶりだ。
涙なんて枯れてるんじゃないかと思ってた。
でも今日は違う。
 
オカンと二人で話している時、突然こう言われた。
 
母 「秋田のおばあちゃん、最近調子が悪いって言ってたでしょ。」
俺 「うん。」
 
母 「実はガンなのよ。本人も知らないの。」
俺 「・・・・・・・・・。」
 
母 「さらにおじいちゃんもガンなのよ。」
俺 「なんで本人に言わないの?」
母 「それは昔っからそうなったら言うなと本人に言われてるのよ。」
 
俺 「じゃあ行ってやれよ。」
母 「それも私たち兄弟で話し合ったの。春休みには行くつもりよ。」
 
俺 「・・・どのぐらい悪いの?治るんだろう?」
母 「おじいちゃんはまだ初期ガンみたいだけど、
  おばあちゃんはあちこちに転移してるらしいの。」
 
そこまで話すとやり場の無い悲しみが込み上げてきた。
実は恥ずかしい話だがこれを打ってる今でも目に涙が溢れてきている。
 
俺もオカンも無言で泣いた。
ただただ、悲しかった。
 
死の宣告とも取れる祖母の末期ガン。
さらに祖父までが初期とはいえ、ガンなのだという。
そして母達が親の言い付けを頑なに守らなければならない悲しさ。
言わずに黙っていなければならない寂しさ。
 
俺がオカンだったら、すぐにも飛んで帰りたいはずだ。
その想いが痛いほど良くわかった。
 
俺の生命があるのも二人が居たからこそのものだ。
おじいちゃんおばあちゃん、曾孫の顔を見せるまではどうか、死なないで。
それが出来なければ俺は、一生それを悔やみます。
どうか、生きてください。
 
今の俺はただただ祈るだけです。
 
 
2003/03/03


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