おし、キレイになった。
:解説:
今日からゆうなとしばしの別れなのです。
ゆうなが数日、実家に帰るだけなんですがね。
ちょっと寂しいけどガマンガマン。
そんなわけで、夕方まで抱っこしたりしてました。
その抱っこ中に親父からメールが来ました。
『昨日、FMVを買ったから家に帰ったらセットアップしてくれ。』
「マジか…買いやがった…。」
「どしたの?」
「親父がパソコン買っちゃったんだよ。相談すれば良いのに。
どうせ、いきなり買ってきてオカンに怒られてるんだぜ。
それでも『買っちゃったらこっちのもんだ』って思ってるんだ。」
「…有也くんに似てるね。」
「俺はそこまでデカイ買い物はしないよ。」
「そうだね。せいぜい食品だけだもんね。」
親父はきっと誰にも言わずに衝動買いをしたんだ。
大きいモノはいつもこうやっていきなり買ってくる。
マロンも反対を押し切っていきなり買ってきた。
そして、みんなに責められて俺を味方に引き入れたいんだろう。
このセットアップ依頼もそのための布石なんだ。
そこら辺の計算も俺にはよくわかる。
こういう計算がなんつーか俺の親父だと思うのだ。
いや、ウチの家族はみんなそういう計算をするんだけど。
家族が計算高いおかげで人に騙されるなんて事は無いわけで、
結果としては良いのかもしれないと言えない事もない。
それでも、せめてスペックくらいは相談して欲しいもんだ。
値段はいくらだったんだろう。
ちょっと気になった。
その後、5時くらいまでゆうなとゴロゴロした。
日曜まで会えないので、思いきりイチャイチャしておいた。
ウチに帰ると箱が2個置いてあった。
「…デスクトップPCじゃねぇか!」
あれほどノートを薦めたのにどうしてデスクトップなんだ。
マウスとか使いづらくて鼻血が出そうなんですけど。
なんだよ、このコードはよぉ。ヤダヤダ〜パッド操作がいいよう。
それは置いといて、誰も居ないぞ?
珍しいな。全員留守とは。
マロンがキャンキャンうるせぇ。
ちょっとオマエ、黙っててくれませんか?
エサを一粒放り投げるとマロンはおとなしくなった。
けっ、犬畜生が。
親父に電話してみる。
「もしもし?みんな出かけたのかい?」
『あぁ、今ピアノの先生のトコに挨拶に来てるんだ。すぐ帰るよ。』
「はいよ〜。」
さて、じゃあ古いパソコンの撤去作業から始めますかね。
なんか以前やってた仕事みたいになってきたぞコレ。
配線がスッキリしてていいな。
うわぁ、ホコリだらけじゃねぇか。
え〜い、ウェットティッシュはどこじゃ〜。
者ども、出会え〜ぃ。
配線も一本一本拭いておくか。
せっかくの機会だし。
よし、撤去完了。
箱を開けるかな。
おや、デカイ液晶だこと。
ちょっとコレ高かったんじゃないの?
大丈夫かね、我が家の家計は。
ちょっと小物も寄せた方が良いかね。
よいしょ、よいしょ。
お、みんな帰ってきたな。
「お、やってくれてるな。」
「うん。」
その後、パソコンデスク周辺の小物を片付けつつ、
周辺の棚の配置などを変えてみた。
「よし、これでようやく置けるぞ。」
箱から出して配線をしていった。
2時間後。
「これ、プリンタは使えるの?」
「あ、まだやってない。」
ドライバをネット経由でダウンロード。
設定後、インクジェットにてテスト印刷。
「なんか、ちょっとかすれてるナァ。」
インクジェットの印字が出ていない部分がある。
ヘッドクリーニング機能を使ってみる。
「ヘッドクリーニングしてもダメみたいだ。」
何度やってもキレイにならない。
こりゃ困ったわい。
さらに、EPSONのインクジェットプリンターにはよくある事だが、
紙の表や裏がところどころインクで汚れたりする。
いつもはしょうがないのかなと我慢しつつ使っていたのだが、今日は良い機会だ。
とことんやって問題解決してやろうじゃねぇか。
「分解して掃除してみるか。」
ここからが長旅だった。
約1時間半の格闘の末、スーパークリーニングが完了。
ヘッド部分の掃除と廃インクのスポンジの洗浄:乾燥、
廃インクで汚れた紙送りローラ部分の清掃が完了。
手はインクで真っ黒になっていた。
:使用工具:
プラスドライバー・ツマミドライバー・綿棒・ティッシュ・ウェットティッシュ
おかげでEPSONのインクジェットプリンターの清掃が得意になってしまった。
印刷テスト結果は良好です。
チェックパターンに欠けが無くなりました。
ヘッドを直接ウェットティッシュで拭いたのが良かったんだろうか。
ヘッド部分を外すのはちょっと大変でした。
同じく、戻すのも大変だったけど。
ローラ部分の清掃は分解しなくても出来ます。
フタを開けてヘッドを右端に寄せておいて、
ウェットティッシュを逆から入れてローラを逆回転させて巻き込んで、
それを何度も往復させてればウェットティッシュ2枚くらいでOK。
いや、しかし疲れた。
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