うぬぼれんなよ。
:解説:
また二人でラジオを聞いてたんです。
今回は人生相談とかじゃなくて、夫婦の仲を良くする秘訣みたいなヤツ。
視聴者が電話を掛けてきてそれを聞くコーナー。
今回、電話してきた視聴者は結婚して15年の主婦。
ダンナとは大学で知り合い、結婚に至ったらしい。
私のトコではダンナがたまに後ろからギュッと抱きしめてくれるとのこと。
それが夫婦円満にしてるとかなんとか。
しかし、そうなったのにもこの奥さんの計算があったらしい。
ダンナはキャンパスでもかなりカッコイイ方だったが、
あまり女と経験が無い男だったらしい。
そして付き合い始めの頃に、彼女はこう言ったという。
『女の子はね、たまに後ろからギュって抱きしめてあげるものなの。
女の子は自分で何か思ってても言えなかったりする事があるから、
男の人はそれを優しく包んでくれる人じゃなきゃダメだよ。
女の子は寂しがりやなんだから。』
それを聞いた横井さんがココで一言。
「ナ〜ニ言ってんだよコイツ。
バカじゃねぇの?うぬぼれんなよ。」
俺はそれを聞いて大爆笑。
横井さんはまだ続ける。
「ナ〜ニが女の子は寂しがりや、だよ。
自分がカワイイと思ってんのかコイツ。
ホント、バッカじゃねぇの?」
俺の笑いは止まんない止まんない。
この時、俺と横井さんは客先の近所の有料パーキングに車を入れた時だった。
横井さんはトランクを開けて行くための準備をし始めた。
俺はラジオの続きが気になって聞いていた。
主婦の話もまだ続いていた。
「今、結婚して15年経つんですけど、ちょっと言い争いとかになったとしても、
私がキッチンで料理をしてると後ろからギュってしてくるんですよ〜。
それで私がいっつもそればかりじゃな〜い、って言うと、
ダンナはまだご機嫌ナナメなの〜?って聞いてくるんですね。
だからそういう時はこう〜体をナナメにしてナナメ〜って言うんです。」
ココで俺が一言。
「マジ、バッカじゃねぇのコイツ!?」
横井さんより大きい声で言ってしまいました。
なんつーか、アホの話を聞いて面白かったです。
「さ〜て、朝イチの仕事、行きますか。」
「あいっす。」
今日の朝イチのお客様は日本通運さまでした。
ペリカン便のトコね。
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