いや、ちゃんと聞いてますよ。
:解説:
現在、俺は正式配属は決まったものの、まだ講習などを受けてるのです。
新人教育は万全の優良企業バンザイ。
さて、そんなわけで今日も講習だったわけだが。
「オマエ、ちゃんと聞いてなかっただろ?」
休憩時間に講師にそう言われました。
彼の表情は笑っているものの、目は笑ってませんでした。
なんか俺様にムカついてんのかコイツは。
鬱陶しいな。
なんか、俺は講習中にボーッとしてるように見えるらしいです。
そりゃそうだ。
講習の内容なんか全部わかってるんだもん。
俺はその先の事を考えてるんだ。
コレをこうしたらどうなるんだろう、とか。
具体的な仕事に結び付けて想像してるわけだよ。
ぶっちゃけて言わせて貰えば、
貴方の教え方が悪いから聞いてると余計にわからなくなる。
だから俺はほとんど自分で読んで理解していた。
そして、貴方の説明はたまに明らかに間違えている。
それをツッコんで良いモノかどうかしばらく迷って、
その挙句に可哀想だからツッコまないであげようと思ってるのに。
でも、そんな事を言ったらきっとショックだろうなぁ。
この人も遠くから教えに来てるんだし。
とか思ってたけど、
明らかに「オマエは聞いてない」とか言いたげな口調にちょっとムカついたから、
「たまに説明間違えてますよ。」とか言っちゃった〜。ヒャッホーイ。
「え…ホントに?それは申し訳無い…。」とか言われちゃったよ。
わずかに罪悪感。
まぁいいか。俺じゃねぇし。(笑)
そしてテストは97点取りました。
どうだい。理解してる証拠だろ?
ついでに、
「こういう風に説明するとみんなも理解しやすくなると思います。」
などと説明の仕方を説明しておきました。
「なるほど。あぁ、こうしてこうするのか。」と彼は熱心に聞いていました。
「いや、次回の講習の参考になるよ。」とも言っていました。
さすがは社会人。
その辺の割り切りは素晴らしいなぁ。
やっぱ大人ってのはこういうモノなんだろうか。
他人にモノを教えるという事は難しい事だ。
教えられる側のなんとラクな事よ。
モノを教える人間で一番良くないのは、
『自分は知ってるから相手も知ってる』と無意識に思ってしまうこと。
これだと新しい分野の授業もチンプンカンプンになります。
自分が知ってるからとPC専門用語をやたらに言ったりとかね。
俺は専門で習ってきたから別にいいけど、他の同期には高卒の子も居る。
その辺も考慮すべきなのだ。
あ〜俺も将来、研修の講師になりてぇな。
やっぱ人に教えたりしてみたいっすわ。
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