いつも気に留めてないクセに、
急に「寂しい」とか言って夜中に俺を呼び出す。
どうせ、『便利な男』だと思ってんだろ?
優越感を感じたいがために飛んでくるトコ見ようってんだろ?
全部わかった上でこっちは何処でも飛んでってやるよ。
「会いたくなったの。ゴメンね。」
ウソつけ。目を見りゃわかるよ。
俺もそこまでマヌケじゃない。
わかってるよ。俺の役割はSEXの相手。
肌寒い季節の湯たんぽと同レベルだろ。
そのうち低温ヤケドさせてやるよ。
気付かない程度にジワジワと。
それまで俺は出張ホスト。
惚れた弱み?冗談じゃねぇ。
そんなに安くねぇって。
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