季節の一言。


色んな言葉に感じてくれれば光栄です。


924    役立たずのバラッド
 
大地と海の合いの子なのに
俺はどうしてヘドロみたいに這いつくばって
君の前で生き恥を晒してるんだ
 
ハダカになって自慰に耽っても
君はクスリともしない
 
天と地に祝福されたはずなのに
俺はどうしてミミズみたいに這いずり回って
下品な粘液で足跡を付けてるんだ
 
ハダカになって君を抱いても
君のクスリにもならない
 
 
いっそ消えてしまいたい
何の役にも立てないのなら
 
そう思ってうなだれていると
君は申し訳無さそうに口を開くんだ
 
「私のせいでゴメンね」
 
そこでまた俺は死ぬんだ
 
更新日時:
H22年1月4日(月)


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