恋愛マニュアルプロローグ

プロローグでは恋愛に関するコラムで
男女別マニュアルに該当しないもの、
または男女両方見て欲しいものを
そこはかとなく載っけております。

 42   強くなるために。
 
勇気が無くて行動に移せないというオマエ!
そう、そこのオマエだよ。
 
オマエは強くなる必要がある。
と、いうよりも強くならなければ根本の解決にはならない。
それは忘れない方がいい。
 
強さが無いから自信も持てない。
「どうせダメだ。」と決め付けて何もしないんじゃクソみてぇな人生を送る事になるぜ。
「それでも別にいい。」って?
うるせぇ。意味のわからん意地を張るな。
俺がそうしろってんだから従えばいいんだよダボが。
 
かといって、いきなり「強さ」を求めても付いて来ないからね。
そこんトコはどうすりゃいいか。
 
ほんの少しだけ勇気を出して何かやってみるんだ。
「別に失敗してもいいや。」ぐらいの気持ちでね。
どうせ失敗して死ぬような事じゃないんだから。
 
そういう「ほんの少しの勇気の積み重ね」が自分を強くしていくんだ。
「勇気」の積み重ねならなんとなくわかるでしょ?
 
ちょっとだけでいいんだ。
まぁ人によってその対象は異なるがな。
例えば俺が恋愛において最初に勇気が必要だと思った事は電話を掛ける事だ。
 
好きな女の子の家に電話を掛ける。
それだけの事が昔は怖かった。
「何?忙しいんだけど。」とは言われないだろうけど、
「何とも思ってない男が電話掛けたらおかしくないか?」とか、
「いや、むしろ彼女の親が電話に出たらどうしよう。」とか、
「話のネタが続くかなぁ。」とかね。
色んな不安が頭をよぎって電話を掛けるどころじゃなかった。
その頃、俺の頭の中は常に、
「電話を掛けたい。」
「いや、でも無理だ。」
その繰り返しだったね。
 
結局、勇気を出して電話を掛けたんだ。
その結果、俺はこう思った。
「何を小さい事で悩んでたんだ俺は。」
 
何の事はねぇ、ただ普通に電話を掛けるだけの事なのに。
心臓がバクバクいったトコロで口から飛び出すわけでもねぇ。
 
その時、俺は確実に自分は成長したと感じる事が出来た。
ほんのちょっとの勇気。
それだけだったのにね。
 
もったいないよ。
出し惜しんでちゃ。
オマエの中にも絶対にあるはずなんだ。
使ってないだけだよ。
小出しにして行こうぜ。
 
結果はどうでもいいんだ。
死ななきゃやり直しは利くから。
この世界は。
 
 
2004/02/24


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