恋愛マニュアルプロローグ

プロローグでは恋愛に関するコラムで
男女別マニュアルに該当しないもの、
または男女両方見て欲しいものを
そこはかとなく載っけております。

 71   そもそも、駆け引きをする事とは。
 
 
【駆け引き】
戦場で、進むことを「駆け」、退くことを「引き」というところから、
駆け引きとは、相手の出方や状況に応じて、自分に有利になるように事を運ぶこと。
(用例) 彼は駆け引きが上手い。
 
 
俺は駆け引きをする女が嫌いだ。
俺は少しでも駆け引きをされると100倍のカウンター攻撃でぶちのめしたくなる。
 
そもそも駆け引きが俺に通じると思われている事自体が腹立たしいし、
駆け引きというモノは『相手を騙す、もしくは試すという失礼な行為』になるのだ。
 
『テメェ、誰に向かって言ってやがんだ?アァ?』ってなモンだ。
『俺様に対して随分とナメた行動を取るじゃねぇか。自殺モンだな、オイ。』ってなモンだ。
 
だからそういう女に対しては容赦しない。
絶対に。
 
 
俺の事を少しでも理解してる女だったら、
『そんな事はしてもムダだ。』と思えるはずなのだ。
そして、俺の事を100%愛してる女だったらそんな事はしない。
 
つまりは『俺に対する愛』よりも『自己愛』の方が強いんだ。
駆け引きとは『自分の身を守る武器』でもあるんだ。
 
『自分の身を守るために俺を傷付けようとする女』はいらないんだ。
そんなモンは側に置いておく気になれないんだ。
 
 
一方、駆け引きをしない『理想の女』ってのは武器を持たずに近づいてくるようなもんだ。
俺はまず、武器を持たない相手を撃ち殺す事は出来ない。
 
そこまで非情にはなりきれないのだ。
その辺が自分の弱点になりうるとは思うのだが。
 
俺はそうやって捨て身で来る女には怖れを抱く。
俺が戦闘態勢で居る事も彼女には『怯え』にしか見えないのだ。
 
そして、理想の女だったらこう言う。
『あなたに殺されるなら幸せだよ。』
 
そしてそのまま殺されたとしても、
『あたしを殺した事を後悔しないで。』
 
 
それが『理想の女』なんだ。
ストレートで捨て身で、自分が傷付く事よりも相手を傷付ける事を怖れる女だ。
 
俺が求めてるのはそういう女だ。
そういう女が相手だったら俺は自分の命をくれてやる。
 
 
そして、その女が駆け引きをしない理由は以下のどちらかでなくてはならない。
 
1:駆け引きが最初からできない。
2:『駆け引きは出来るけどあなたには使いたくない』という考えを持ってる。
 
このどちらかでないとダメだ。
 
 
 
駆け引きでも『お互いの同意の上での駆け引き』は話が別だ。
 
『お互いの同意の上での駆け引き』は駆け引きとは言わない。
それはじゃれ合いという名の『出来レース』ってんだ。
 
 
お互いに惚れてるのがわかってても、照れ隠しに意地を張るフリをしたりするモノを指す。
本気の自分を見せるのが怖いから素直には言わないけど、
好きなのはお互いにバレバレ、みたいな。
 
なんつーか、ネタをバラしながら手品をやるようなモンだ。
実にホンワカとした雰囲気を出す関係だ。
 
 
自分を防御しなければ生きていけない女はこれが出来ない。
気持ちが相手にバレバレでも本気じゃないフリをする女ってのもどうかと思う。
 
 
その辺に関係する具体例を挙げよう。
 
大人気マンガ『NANA』の1巻に出てくるシーンで、
朝、淳子と京介が抱き合ってるトコで奈々が目撃するシーン。
 
あのシーンで奈々は、
「そういうコトになったの?良かったじゃん、淳子!」みたいな事を言っている。
 
それに対して淳子は、
「いや、これは勢いっていうか…。」みたいなカンジにはぐらかそうとしている。
 
淳子は京介に対して『本気の自分』を見せるのが怖かったのだ。
惚れた弱みになる事を恐れて自分を守ろうとしたのだ。
いや、それだけじゃなく、簡単になびいたと思われたくないとかもあるだろうけど。
 
一方、京介は「いや、俺は最初から淳子がいいと思ってたけど?」みたいな事を言っている。
防御無しで攻撃オンリー。
 
こういう男がホンモノなのだ。
だから俺の中では京介が最高。
 
 
 
何にしても、『場の空気を読む事』が重要になってくる。
これはハッキリ言って想像力を養うのと経験を積む事でしか得られない。
 
そして場の空気を読んだ上で、その時のベストの選択をして行くんだ。
場の空気に合わせるという作戦で行くのか、それを裏切る作戦で行くのか、みたいな。
 
それが自在に出来るようになると相手を上手く操る事も可能になってくる。
 
『別に好きとかじゃないよ。お酒の勢いとかもあるし別にそういうんじゃないから!』
とタテマエで女が言ってるという空気を読んだら、
『この子が本気だってのを隠したいのなら酒の勢いって事にしてあげよう』というように、
相手の『タテマエ』を尊重してあげられるレベルまで行ければ完璧。
 
その上で、『オマエが俺の事をどう思っていようと関係無い。俺はオマエの事が好きだ。』
と、ここまでサラッと言える男こそがホンモノだ。
 
 
つまり、京介はホンモノ。←大好きだなオイ(笑)
 
 
あ〜何ていうか本当に欲しいものは何かってのを見失っちゃいけないね。
 
寂しくなって『温もりが欲しい』と誰かに一時的にすがってみた所で、
『やっぱりこの人の愛情も欲しい』とか言う事になるんだから、
そこら辺、いい加減に気付けブタアマ。←ヒドイ(笑)
 
そんで始まりがテキトーなもんだから結局は本気で相手にされなくて、
最終的に泣いてすがるか、もしくは泣いてすがる事も出来ないプライドでジレンマ?
いい加減に気付けよクソアマ。←だからヒドイって(笑)
 
 
オマエはホントは何が欲しいの?
誰かに優しくされたい?
誰かに抱っこされたい?
違うね。
 
本当に自分だけを見てくれる本当に愛情の深い男に心の底から愛されたいんだ。
大好きな男と相思相愛になりたいんだ。
違うか?
 
違ったら言って下さい?
もう締め切りましたけど。(笑)
 
 
さて、下半身が歩いてるそこの万年欲情男。
オマエ、SEXだけでいいのか?
妥協したSEXがそんなにしてぇのか?
 
本当に大切にしたい女とSEXしてないヤツはカワイソウだ。
いや、本当に大切にしたい女とはSEXなんてしなくてもいいんだ。
マジでそういう感覚になるんだ。
 
その感覚を味わった事が無いなら、オマエは人生最大の醍醐味を知らない事になる。
いずれ、その領域に行き着くまでは多少のヤンチャも構わねぇ。
でもいつかはキッチリ決めろや。
 
完璧な女ってどこかに絶対居るんだよ。
その女は長所も短所も全てひっくるめて完璧だ。
それを捜せ。
 
 
そういうの見つけると駆け引きとかどうでも良くなっちゃうんだよ。
俺はもうどうでもいいね。
勝ち負けでも何でもない。
ホントに求めてんのは駆け引きとかじゃないんだから。
 
 
2006/04/22


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