『騙された』『傷付けられた』
何年も何年もそうやって過去の傷を口にしているヤツをよく見かける。
ウチに来る相談者の中にも数多く存在していた。
そういう人間は新たに知り合った人間に対してとっさに身構える癖が付いてしまう。
そういう人間はマイナス思考の中で生きるようになってしまう。
もうやめよう。
永遠に続くマイナス思考のループ。
そこからとっとと出よう。
そこは安全地帯に見えて安全地帯ではないから。
そこにいる事が原因でその苦しみから逃れられないのだ。
永遠にその苦しみを味わっていたいわけじゃないだろう。
『被害者意識の塊の中で生きてる。』と言った方がわかりやすいだろうか。
それは相手が自分に危害を加える者か否かを必死に探ろうという目で人を見ることになる。
そういう目で暮らしてると心の安息は永遠に訪れないんだよ。
立ち上がるのが怖くても立て。
立っても絶対に死なねぇから。
俺にとって裏切りは『人と人との関わりの中で当然起こりうること』でしかない。
それ以上でもそれ以下でもない。
実際に裏切るヤツはいる。
存在を認めたくなくてもいるのだから、それを前提に考えなければいけない。
俺は相手に裏切られてもいいんだ。
そんなくだらねぇコトよりも俺が相手を信じたコトが大事なんだ。
俺は信じた。
それでいいんだ。
相手は数多くある選択肢の一つとして、『裏切り』を選んだだけのことだ。
それによって人を裏切る事ができる人間に関するデータを得る事ができたんだと考えろ。
そうやって成長していくんだ。
そうやって強くなっていくんだ。
オマエも裏切りを経て強くなれ。
2006/08/15
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