恋愛マニュアルプロローグ

プロローグでは恋愛に関するコラムで
男女別マニュアルに該当しないもの、
または男女両方見て欲しいものを
そこはかとなく載っけております。

 78   信じたいけど信じられない。
 
本当は人を信じたい。
だけど、信じて裏切られるのが怖い。
 
以前に裏切られた事がある。
だから、信じるのが怖い。
それで信じる事を辞めた。
 
すると、孤独になってしまった。
 
 
こんな人をたまに見かける。
多くは勝手な思い込みとイジケ癖のある甘ったれだ。
悲劇のヒロインぶりたいバカ女ってのも多い。
 
解決策を考えなければ孤独に苦しみ続ける。
ゆえに、どうすればいいのかを考えるべきだ。
 
 
裏切る側の気持ちを理解すればいい。
ここで、「理解できるわけない!」なんて言い出すのはただの逃避だ。
逃げ根性がその事態を作りだす一因になってると気付いてない証拠だ。
 
裏切りはモラルよりも利益を優先するために行う。
裏切ってでも得たいものがあるために行う。
それは下卑た人間の外道な行いだ。
 
当たり前にある事なんだ。
裏切られて傷付くのは、裏切られる可能性を考えなかった自分の落ち度でもある。
相手の人間性と状況を考えれば、裏切る可能性がある事もわかるだろう。
 
まぁ、そういう裏切り者の外道からは人が離れて行くものだ。
側にいる人間にも心から信用されてはいない。
 
真の孤独を味わう事になるのは外道の方なんだ。
それがわかるのは晩年だがね。
 
 
裏切る人間から見て、裏切られる人間はあまり価値が無い。
失っても惜しくはないと思うから裏切るのだ。
 
価値というのはそれぞれの主観によって決まるものだ。
それは勝手な価値観によって付けられるものであり、絶対のものではない。
 
だから、誰かに裏切られたからといって自分に価値が無いわけではない。
そういう方向で落ち込む必要は無いのだ。
 
 
裏切られる人間には人を見る目が無い。
見る目を養うか、見る目がある人に見てもらうべきだ。
 
人を裏切るような外道を相手にしてはならない。
そして、自分が恥ずべき行いをしていないのなら堂々と胸を張るべきだ。
 
一度や二度の裏切りで、全ての人間が外道だと思うのは愚かで浅はかな考えだ。
自分の見る目の無さを棚に上げて、関係の無い人間に八つ当たりをしてるだけだ。
実にみっともないからやめた方が良い。
 
 
人を信じられないのは悲しい事だ。
自分を信じてあげられないのはもっと悲しい事だ。
 
痛くても立て。
辛くても立て。
でなければ、永遠に自分を孤独の闇に落とす事になる。
 
落ち込んだ時、闇はすぐそこまで来ている。
すぐに立ち上がって、その場から離れなければならない。
 
 
誰かが同情して孤独の闇から救ってくれるのはドラマの中だけだ。
そんなものを待っていても、大抵は来ない。
その前に闇に呑まれるだけだ。
 
そして、“自称うつ病”という構って欲しい病気が始まるんだ。
そうなると厄介だ。
 
一度そう言い始めてしまうと、“病は気から”を地で行く事になる。
自称うつ病から、本物のうつ病への進行だ。
自己暗示によるマイナス思考のループはなかなか抜け出せなくなる。
 
 
世間が悪いのではない。
そもそもは裏切り者が悪いのだ。
 
そして、誰かに依存しようと甘えた自分が現状を作りだしているのだ。
結局、自分で自分を苦しめているのだ。
 
 
自分で自分を苦しめるとどうなるか。
それは常に自分の一番近くに敵が潜んでいるのと同じ事になる。
生き地獄の始まりだ。
 
 
自分を好きになるために、自分に何が出来るか考えよう。
それによって、そこから抜け出す事が出来る。
 
まずは自分を褒める癖を付ける事だ。
逆に、自己否定は最大の禁忌だ。
 
その繰り返しで少しずつリハビリする事をオススメする。
自己暗示は鏡に向かってやるといい。
 
 
裏切り者の外道なんぞのために悩む事は無い。
人間全てが善人でない事を嘆いても仕方が無いんだ。
 
弱肉強食の社会なんだ。
ライオンがシカを食うのは当然の事だ。
喰われたくないシカは武装するしかねぇんだ。
 
信じる価値のある人間だけを信じろ。
じゃなけりゃ、甘っちょろい人間は喰われるだけだ。
 
 
俺も褒める癖を付けてきた。
逆に自分に褒めるところが多過ぎて食傷気味だ。
もちろん、欠点も多いけど、それも含めたバランスが完璧だと思ってる。
 
自分に褒められ慣れているので、誰かに褒められても簡単に喜んだりはしない。
「んなもん、知ってらぁ。」となってしまう。
可愛くないものだ。
 
今度からは「ありがとう。うふ。」とか言ってみるべきか。
じゃないと、憎らしいから。憎いアンチクショウだから。
 
だが、そんなツンデレ加減が自分の魅力だとも思っている。
実にタチが悪い。
 
 
最近は謙虚になってきたような気がしてたけど、そうでもなかったな。
そんなボクですが、今後ともよろしく。うふ。
 
 
2009/03/25


PrevIndexNext



[トップページへ]