「距離を置こうと思うの。」
「うん、わかった。」
「えっ。」
「もう決めたんでしょ。」
「え、うん…。」
「気を遣わせてごめんな。今までありがとう。」
「えっ…。」
ツーッ ツーッ ツーッ
自分から距離を置こうと決めたものの、いざ言ってみたらアッサリと放流される。
そうするとなんだか『自分の判断が間違ってたんじゃないか』とか、
『私ばかりがワガママ言ってるんじゃないか』とか、
『そういえば、私は求めてばっかりだった』とか反省したりもする。
(ヒドイ場合、『こんな私はいつか誰にも必要とされなくなるんじゃ…。』と怖れる)
んで、「やっぱり寂しい」って電話をかけてしまう法則。
男の側からすると、
距離を置くのは『保留』ではなく、『別離』であるという意識を持たせる。
それによって、βエンドルフィンの供給が断つ。
供給が断たれると中毒症状が起こり、それによって急激に寂しくなる。
「だけど、涙が出ちゃう。女の子だモン。」
そんな“頭ではわかってるけど、心が追いつかないの”的な流れになる。
(バカ女にはこれが多い)
ロクデナシはそういうのが上手いのです。
普段は粗末に扱っていても、優しくすべきポイントがわかっているのです。
逆パターンも考えてみましょう。
「距離を置こうと思うの。」
「えっ、えっ、なんで?」←情けない
「最近、お互いに相手を大事にしてないような気がするし。」
「なんか…俺に悪い部分があったなら直すよ!」←悪かった部分に気付いてない
「ごめん。今は一人にして。」←むしろ決心が固まった
「ちょっと待ってよ!」←往生際が悪い
「ごめんね。それじゃ。」←ちょっと鬱陶しく思った
ツーッ ツーッ ツーッ
この流れだと、非常にスムーズに距離を置く事が出来ます。
さらに、場合によっては合コンに参加して新しい男に乗り換えるジャンピングチャンス。
しかし、このパターン、実は男の方が距離を置きたいと思っていて、
あえて、この流れに持って行くための演技をしてたとしたら…と考えるとどうでしょう。
・彼女の方から距離を置く提案をさせる
・自分に呆れさせ、スムーズに気持ちを離す
・彼女を傷つけずに別れられる
・面倒が無い
・自分が悪者にならない
なんという策士。
あぁん、ゾクゾクしちゃう。
別れるのが下手な人って、いきなりβエンドルフィンの禁断症状を与えちゃうからねぇ。
そうすると、やたらとしつこく追いかけられる原因になったりもするのに。
よく元彼がストーカー化する人はその辺を考えてみるといいよ。
こういう組み手みたいなことを常に考えていると、
相手が自分よりも少し上のレベルだとしても、何とか食い下がれたりする。
そういう相手とお付き合いしてる人は【傾向と対策】みたいなのを考えると良い。
その人の撃ってくる攻撃の属性を見分けて、無効化したり、受け流したり、撃ち返したり。
大抵の人にはそういう“得意とする攻撃パターン”みたいなものがある。
そこに気付ければ、あとはもう焦る事は無くなる。
臆す→焦る→余裕を失う→ますます攻められる→ますます追い込まれる
いつものこういう悪循環を無くすためには、その辺を見破ることだよ。
2010/10/16
(2010/9/26のブログより転載)
|