この「俺のたわごと」の目次の一番上に、
「便所の落書き、俺のたわごと」って書いてるでしょ?
それを書くに至った経緯について話したいと思います。
まぁ、なんて事はないんだけどね。
昔っから好きなんだ。
便所の落書きってのが。
落書きは文化だ。
でも文化である以前に落書きは落書きだ。
まぁ大抵はチンコだマンコだとアホな事が書いてあるんだよね。
そういうのも好き。
なんかバカっぽくてステキ。
それ系でよくあるのがマンコの絵とかね。
「なんでそんなの書くの?」って感じだけど。
かと思えば「舐めたい」とか書いてある。
かと思えば「○○命」とか「○○好きだ」とかね。
いやいや、便所でカミングアウトされても。(笑)
つまり思いつくままに書いたモノなんだよね。
頭の中に浮かんだものをパッと書いちゃう。
それが「チンコ」や「マンコ」であり、「好きな人に対する気持ち」とかなわけよ。
なんかストレートでいいじゃないですか。
他にシモ系でよくありがちなのが、
「私はSEXが大好きです。○日の○時にココに来てくれた人イイ事してあげる。」とかね。
で、それに対して返信なんかしてたりもするんだよね。
「←来たけど誰も居なかったぞ!」とか。
それに対してまた「←来たのかよ!」とか。
もう大好き。そういうの。
他人に対する誹謗中傷なんかもあるよね。
「○○高校○年○組の○○○はヤリマンだ」とか。
「ヤリマン○歳○美TEL○○○○−○○○○」とか。
そういうのもなんか無法地帯っぽくて味わい深い。
書かれた人はエライ迷惑だけどね。
大抵はフラれた男の腹いせなんだろうなぁ。
あとは変わった性癖を持ってるヤツとか。
「僕は男の人と○○したいです。」とかね。
おいおい、公共の場で募集かけちゃうのかよ。
しかもかなりエグいカミングアウトだな。
商売系の書き込みなんかもあるよね。
「マル秘情報!黙ってても月に100万円稼ぐ方法教えます。」とか。
いやいや、そんなのあったら教えて下さいよ。
え?情報量1万円?そりゃ困ったな、ってバカ。(笑)
なんかそういう書き込みを見るたびに微笑ましくなっちゃうのよ。
いわばネット上の「掲示板」ってのはそれと似たようなもんでもあるじゃないか?
荒れてる掲示板とか見るとそんな書き込みばっかり。
儲け話やエロ系の広告がやたら張られたり、チンコマンコのオンパレード。
なんつーか匿名性の高さに比例して人間は欲望に正直になってる気がするよ。
実際、掲示板には「ログ」ってのが残ってるから、
そこから辿っていけば書いた人が誰かもわかっちゃうんだけどね。
そうそう。
俺が便所の落書き好きになったのには理由があるんだ。
すげぇ面白い落書きだった。
多分、一生忘れないと思う。
俺が洋式の便座に座ってふと前を見るとこう書いてあった。
「右を見ろ」
すっげぇ小さい字でね。
なんか気になるでしょ?
で、右の壁を見たらやはり小さい字で「左を見ろ」とある。
左の壁に消えそうな字で「後ろを見ろ」と書いてあった。
いよいよ「謎解きかこりゃ?」との思いは高まるよね。
で、後ろの壁を見たら小さい字でこう書いてあった。
「キョロキョロすんなバカ」
しばらく笑ったね。
「なんて良いセンスしてるんだコイツは!くそーやられたー!」ってね。
だから「便所の落書き、俺のたわごと」ってのは、
俺の考えてる事なんざ便所の落書き程度のたわいのないものなんだよ、という意味と、
落書きを書くんだったらセンスの良い落書きを書きたい、という願望が合わさってるんだ。
脈絡無く書いてる文ってのは便所の落書きと何ら変わらないからね。
ま、これも聞き流して頂いて結構。
ネットという巨大な便所のたわいもない落書きの一つだから。
2004/04/03
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