本音を言えば、キミには強くなって欲しくない。
俺の方が上でありたいから。
認めたくなんかないんだ。
この強さは自分以外のものを愛するためではなく、
自分自身を愛するための強さだから。
本音を言えば、キミにも強くなって欲しい。
俺と同じ目線で話が出来るようになって欲しいから。
認めてあげたいんだ。
キミの心に巣食うモノがどれだけ大きいものかわかっているから。
そして俺はお世辞を言えるような人間じゃないから。
本音を言えば、俺は誰も愛してない。
自分以上の存在なんてこの世には居ないから。
自分さえ良ければいいんだ。
自分の心を満たすために全ては存在するんだから。
本音を言えば、みんな愛してる。
みんなが居てくれるお陰で世界がある。
みんなが居てくれるお陰で俺は俺で居られる。
誰かの笑顔を見られたら幸せだから。
それが無くなった時、俺はきっと果ててしまうから。
サディスティックな願望と自己中心的な快楽。
宇宙を覆いつくすほどの激励と慈愛の精神。
半聖半悪の気分屋の極致。
ゴメンね。愛してる。
文句言うな。従え。
あぁ、そうか。
俺はワガママなんだ。
常に両眼で「お題」の答え合わせをするためなのかな。
だとすれば、やっぱりこのままでいい。
2004/08/18
|