俺のたわごと

ま、たわいのないことばっか書いてますけど暇なら見てね。
日々の考え事、昔の事などが書いてあります。

 271   神様VS赤井
 
-昼休み-
アリを見ながらタバコを吸う有也と赤井。
学校の6Fの花壇にもアリは住んでいる。
 
「あ、アリだ。」
 
「働きアリはメスしか居ねぇんだよ。」
「あぁ、こないだ言ってましたね。」
 
「オスは羽アリだけだ。」
「うんうん。」
 
「しかも寿命は2週間。」
「短いっすね。」
 
「結婚飛行に最後まで付いていって交尾したら終わり。」
「用済みっすね。」
 
「羽アリには生まれ変わりたくないもんだね。」
「いや、ソッコー生まれ変わりますよ俺は。」
 
「あぁ、そうか。すぐ生まれ変わればいいか。」
「何になろうかなぁ。」
 
「いや、選べないから。」
「え?ダメなんすか?」
 
「選べたらアリになってないだろ。」
「そうっすね。」
 
「全生物の比率から行くとプランクトンの可能性大。」
「ノンノン!クジラに食べられちゃう。」
 
「そしたらまた生まれ変わればいい。」
「あ、そうか。」
 
「ラッキ〜チャーンス!ってダーツやるんだよ。」
「外せないっすね。」
 
「神様が『ハンターチャ〜ンス!』とか言ってる感じ。」
「いっその事、神様倒しちゃえばいいんじゃないかな。」
 
「無理だって。」
「いや、行けます。」
 
「ソッコーで雷とか落とされるよ。天罰とか言って。」
「避けます!」
 
「無理だって。どんだけ早いと思ってんだ。」
「落ちる前に予測して避けます。」
 
「…100歩譲って認めよう。どうやって倒す?」
「アイアンクロー!」
 
「んなもんで倒せるわけねぇだろ。」
「メチャメチャ思いっ切りやります。」
 
「いや、そんなもん普通に手でパンって払われるだろ。」
「いや、絶対に離しませんから!」
 
「無理だから!」
「で、追い込みながら『ギブか?ギブかぁ?』って言うんすよ。」
 
「神様相手に随分とサディストだなぁ。」
「ん〜ギブかぁ?ギブかぁって耳元で囁くんすよ。」
 
「何で耳元だ。」
「そうすりゃ神様もイチコロです。」
 
「あ、落ちちゃうんだ。色んな意味で。」
「そうっすね。」
 
「んな事言ってるヤツに限って死んだら神様に媚びるんだ。」
「いや、俺のアイアンクローでこうやって押さえ付けるんで。」
 
「とりあえず、そのアクションをケータイのムービーで録画しておくか。」
「こうっすよ。ギブか?ん?ギブか?」
 
「アッハッハ!よし、完了。」
「かなり参ってましたよ、ヤツは。」
 
 
いっつもこんなカンジで昼休みは終わる。
 
 
2004/09/29


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