俺のたわごと

ま、たわいのないことばっか書いてますけど暇なら見てね。
日々の考え事、昔の事などが書いてあります。

 419   その選択によって。
 
人生には無数に分岐点がある。
そして、その度に必ず選択をしている。
 
 
意識して選択したもの、無意識に選択したもの、
迷わず選択したもの、迷いながら選択したもの。
 
 
大げさに聞こえるかもしれないが、
その信号で止まるか止まらないかだけでも人生は変わる。
その場所に自分が存在する時間が変われば、その先の時間も変わるからだ。
 
 
自分の選択が正しいかどうかはわからない。
それが良い結果に繋がったとしても、
それは良い結果の中で言えば悪い方なのかもしれない。
もし別の選択をしたなら、もっともっと良い結果にもなったのかもしれない。
 
 
例えばラスベガスで百万ドル当たる人間は、『ラスベガスに行く』という選択をしている。
 
では、何故それを選択したのか。
そこに辿り着くまでにいくつも選択しているのだ。
 
 
彼には同じ大学で知り合ったのがきっかけで結婚した奥さんがいて、
ある日、奥さんの買い物に付き合ってショッピングモールに行った時に、
奥さんが優柔不断でなかなか買う服を決められないのを見て、
「ゆっくり考えてて。僕は本屋に居るからね。」と気を利かせて言い、
奥さんに「ありがとう。」と笑顔で言われ、立ち寄った本屋に旅行雑誌が置いてあって、
ラスベガスの特集を組んでいて、「一生に一度は行ってみるか。」と思ったのが、
彼がラスベガスに行くキッカケだったとしよう。
 
 
これにたどり着くまでに彼は無数の選択をしてきたのだ。
そのうちのいくつかを挙げよう。
 
 
まず、彼は奥さんと同じ大学に入る事を決めている。
それが彼にとっては望ましい選択ではなかったかもしれない。
もっと行きたかった大学があったかもしれない。
でもその大学に入学する道を選んだ。
 
そして奥さんを選んだ。
彼女は当時、ミス・ユニバース。
ライバルは多かったが彼は諦めないと決め、
素っ気ない態度にもめげず、果敢にアタックして交際がスタート。
 
そして彼は買い物に行く事を選んだ。
テレビを見ていたが、面白くなかった。
買い物に行く用は無かったが気分転換に外出する事にしたのだ。
 
そして彼は本屋に行く選択をした。
買い物で迷う妻にゆっくり選ばせてやろうと思い、時間を潰すために本屋に行ったのだ。
 
そしてラスベガスに行く事に決めた。
 
 
ラスベガスに行くだけでも、これだけの選択があったんだ。
 
 
さらに言えば、そのホテルに泊まる事に決めた。
その時期にその時間に行く事に決めた。
 
そして何気なく選んだそのスロットマシーンにコインを入れて回した。
 
 
そしたら10万年に1度のジャックポットだ。
 
それは運命じゃない。
単に選択した結果の一つだ。
 
 
この中で一つでも違う選択肢を選んだら、彼の人生はどうなっていたのか。
 
普通のサラリーマン?
世界トップレベルの大富豪?
公園のホームレス?
 
そうなる可能性はいくらでもあった。
いや、まだまだこれから先にいくらでもある。
 
 
そういう選択を一つでも後悔しないように生きていきたいものだ。
そのために俺が実践している事はただ一つ。
 
 
小さな事でも信念を持って決意する事。
 
 
『その選択はその時点で考えられるベストの選択だ。』
そう思えれば、どんな結果でも受け入れられる。
 
 
それが失敗だったとしても必ず成長に繋がる。
普通、同じ失敗は二度としなくなるからだ。
 
『失敗は成功の元』とは、当たり前の事を言っているだけなのだ。
同じ失敗を繰り返すのはマヌケのやる事だから。
 
 
まぁ恋愛相談をしてくるM女にはマヌケが多かったがな。
なんで失敗から学習しないのか不思議でしょうがないよ。
 
自分で自分の首を締めて…。
あぁ、そこもMゆえなのか。(笑)
 
 
2006/02/16


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