物事には表と裏がある。
人が表だけを言ったら裏を言おう。
卑怯な人はキレイな表の部分だけを見せて、裏を見せずに表に飛び付かせる。
愚かな人はキレイな表の部分だけを見たがり、裏を見ずに表に飛び付く。
人の心があるならば愚かな人を裏に気付かずに過ごさせてはならない。
何よりも両面を見せて正しく判断させるべきなのだ。
ただし、裏を言いたいだけの『価値観の押し付け』になってはならない。
それは知識のひけらかしであり、愚かで不粋な事である。
また、表しか見ない人が精神的な支えを必要としている弱き者であるなら、
無下に反対意見を言う事は控えた方が良いかもしれない。
そして、裏のデメリットが気にならないほど、表のメリットに魅力があるのならば、
それに快く賛同してやる事も時には必要なのだ。
でなければ、『ただの反対派』として人は意見を聞かなくなるだろう。
何をすべきかを見失った意見は既に意見ですらなくなるのだ。
そうなる事には何も価値が無い。
多少の知識を持つ人間は知識を持つ事に溺れやすい。
それがもっとも愚かな■■だと言えよう。
これを読んで少しでも該当すると思った人はこれから気をつけるといい。
これを読んで初めてその事に気付いた人はこれからそれを意識するといい。
これを読んでも意味がよくわからない人は頼りになる人の意見を聞くようにするといい。
2006/05/31
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