俺のたわごと

ま、たわいのないことばっか書いてますけど暇なら見てね。
日々の考え事、昔の事などが書いてあります。

 510   中学生の君へ。
 
大人と呼ばれる年齢の俺から中学生と呼ばれる年齢の君へ。
 
人生の先輩として、なんて偉そうな事は言いません。
ちょっと先の事を教えます。
 
社会に出てから因数分解は使いません。
使う人は先生や塾講師くらいです。
覚えなくても生きて行けます。
 
だけど、覚えてないと志望高に入れる確率が下がります。
高校なんてどうでもいいぜベイベーな人は覚えなくてOKです。
名前さえ書けば受かるトコもあります。
 
高校なんてどうでもいいぜベイベーで、ムカつくヤツはぶっ飛ばすな人は、
ムカつくヤツをぶっ飛ばし続けると、いずれ捕まって自由を奪われます。
そして、前科がついて周りの視線が冷たくなって犯罪者の扱いを受けます。
 
いつしか、周りに仲間がいなくなっていることに気付きます。
周りの多くは大人になってからも一緒にバカをやったりしません。
そうすると生きる希望がものすごい勢いで減って行きます。
途中で上手い事やって逃げたところで、敵は減りませんし、罪も消えません。
孤独に苛まれてイジケた一生を送り、途中でのたれ死んでしまうのです
だから、敵を作らない生活をした方が賢明です。
 
さて、続けましょう。
 
社会に出てから古文を使う機会はあまりありません。
『あり・おり・はべり・いまそかり』とかは使いません。
クイズ番組で古典の有名な一節とか人物がちょろっと出るくらいです。
その8割が清少納言『枕草子』と紫式部『源氏物語』とかです。
 
今風に言うと、清少納言はブロガーで紫式部は妄想小説を書くミーハーバカ女です。
どんなジャンルでも先駆者はもてはやされるものです。
必要以上に有難がる必要はありません。
覚えておいて損はないけど、使う機会はあまりありません。
 
社会に出てからはマトモな敬語を使えないとイタイ子だと思われます。
「なんで尊敬してないヤツに敬語使うの?」って言う子はあまりいません。
それを言ったところで一つもメリットは無いからです。
 
ファミレスの店員は客を尊敬してなくてもタメ口になりません。仕事だからです。
プライドを捨てて尊敬してもいない人間にガマンして敬語を使うわけではなく、
キチンとした仕事をする事にプライドを持つから敬語を使うのです。
 
社会人は腹が立っても直接的な罵倒などはしません。
直接、「テメェ、いつまでトロトロやってんだよ!」って言うのはガテン系の人たちくらいです。
あとはフリーターや安月給の末端社員がバイトに八つ当たりする時くらいです。
 
大卒の人じゃないと入れないような大きい企業では、
間接的に「いやぁ、君はノンビリ屋さんだなぁ。」などとイヤミを言うのです。
「スローライフがマイブームです。」って言うと怒らせます。注意しましょう。
「すみません!急いでやりますので!」と相手の期待通りの答えを言ってあげましょう。
焦った顔の一つもすれば、相手はストレス解消になるのです。
 
逆に相手は期待通りの答えが来ないとストレスになるのです。
人にネチネチ言う人は大抵が打たれ弱い人です。
そこを配慮してあげるのが大人の優しさというものです。
ある意味、年寄りの介護に近い感覚なので、大きい心で許してあげましょう。
 
社会に出るとコミュニケーション能力が重視されます。
「人と関わるの面倒だし。」とクール気取ってるとイタイ子だと思われます。
「あぁ、友達がいない子なのね。」とすぐにバレます。
 
どうしても他人とコミュニケーションを取りたくない人は、
一人で黙々と作業を続けられる仕事に就くと良いです。
ベルトコンベアーで流れてくるヤツを捌く作業とか、
延々とプログラムコードとにらめっこするとかがオススメです。
能力の高い人は株のデイトレーダーでもいいでしょう。
 
プログラマーは納期が終わったらまた次の納期が待っているという事の連続で、
〆切に追われるマンガ家よりも病みやすいので注意しましょう。
プログラマーは納期に間に合わないと会社に違約金が発生します。
それが何よりもプレッシャーになるのです。
 
水商売というのは意外と怖くないです。
よくわからない得体の知れない世界だと思うかもしれませんが、
開店準備して、お酒飲んでトークして、売上計算して、スタッフの送りで終わりです。
 
経営者がヤクザの人だったりする事はよくあります。
だけど、ヤクザの人も身内に対しては怖くないです。
でも、たまにやっぱりヤクザさんだなというオーラを出します。
「この人はヤバイな」と思ったら、早々に穏便に店を移りましょう。
 
ヤクザでも下っ端の愚連隊に近いチンピラには気を付けましょう。
最初から因縁を付ける気で来ている場合、日本語は通じません。
困った頼み事(金を貸してくれ等)はキチンと断りましょう。
「スイマセン。出来ません。」だけでOKです。
 
基本的に「俺はヤクザだ」と言っただけで暴対法に触れます。
その時点で恐喝になります。
でも、被害が特に無ければ警察官は注意して終わりにします。
法律をかじって得意になっちゃう人は、その後を気を付けましょう。
 
ちょっと脱線気味なので、話を戻しましょう。
 
「高校に入った方が良いかどうか?」ですが、
出来れば、高校は入ってキチンと卒業しておいた方がいいです。
『高卒』というのも一種の資格だと思ってください。
しかも、世の中の大半が当たり前に取っている資格です。
運転免許よりも多くの人が取っている資格です。
これが無いと仕事は選べません。
 
「大学に入った方が良いか?」ですが、
入らないよりは入った方が就職先も増えるし、研究者になる可能性も出ます。
大卒じゃないと受け入れてくれない会社は非常に多いのです。
一流企業の重要部署には高卒の人なんてほとんどいません。
 
「特にやりたい事が無いのに大学に行くのはお金がもったいない」と思う人もいるでしょう。
それも一理あるのですが、お金なんて後でいくらでも稼げるものです。
しかし、周りの人と同じ年齢層で大学生活を送るチャンスは金じゃ買えません。
 
30歳過ぎてから大学に入る人も稀にいますので、
それを考えてるなら別に構わないと思います、
 
金に関しては割りの良い家庭教師なら時給3000円とかもらえたりします。
家庭教師は大学生じゃないとまず雇ってもらえません。
金を大事に思うなら、ちゃんと稼いで埋め合わせをしましょう。
逃げ口実に使うのは自分自身に対する評価を下げる事になります。
 
「何やりたいかわかんねー。」って人はいずれ見つかるので安心して下さい。
焦ってムリに決めてもしょうがないのです。
その辺をあまり負担に思わない方がいいです。
やりたい事が見つかるまでは大学に入ってもいいし、仕事をしてても良いです。
 
大抵の人はなんとなく大学に入って、なんとなく会社員になります。
その中で楽しみを見出して、それなりに楽しかったりします。
それが大学の友達だったり、会社の同僚だったりです。
中には一生の付き合いになる人も出てきます。
結婚相手が見つかる人も多いでしょう。
 
 
さぁ、ようやく見えてきました。
最終的には「なんのために生きるの?」って事ですよね。
 
中学生の多くはSEXもまだ未経験だと思います。
まず、人間も動物なのでSEXのために生きていると言っても過言じゃないです。
子孫を繁栄させて、種の保存を行うのが動物の本能ですから。
 
しかし、誰とSEXしても良いわけじゃありません。
その辺が動物と違う点です。
昔は戦って強いオスがメスを選ぶ権利がありましたが、
現代人はもっと別のところで強さを計るのです。
外見・経済力・性格などがそれです。
 
外見は顔やスタイルだけでなく、服装や歩き方も全てです。
カッコイイ車に乗ってれば、それも外見のうちだと思っていいです。
それがプラスと評価されるかどうかは相手次第ですが。
 
経済力はあまり女性に関係ないと思われがちですが、マイナスの場合もあります。
1億の借金がある女性だったらどうでしょうか。
話は変わってくると思います。
 
性格というのは優しさ・笑いのセンス・男らしさ・女らしさ・義理堅さなど全てです。
この部分はパッと目に見える部分じゃないので、判断は難しくなります。
ウソを付く人もいますし、ネコを被る子もいます。
 
意中の相手の好みはどんなモノなのか、それを敏感に察知できる人は強いです。
相手の好みに合わせる事が出来るからです。
それも強さのうちだと言えるでしょう。
マニュアルでも言った、分析能力ですかね。
 
もちろん、何のために生きるかは子孫繁栄だけじゃありません。
『自分を磨く』というのも命題の一つだと思います。
スポーツだの芸術だの株式だのプログラムだの研究だの、
自分の能力が活かせる道や興味のある道を見つけて、
そのために全力で練習・勉強するのは非常に楽しい事です。
 
新しい事が出来るようになると、さらに自信が付いて人生が楽しくなります。
音楽でも絵画でも経済アナリストでも大工さんでも板前さんでもそうです。
探究というのはキリがないのです。
 
 
古代中国に孔子という優れた思想家がいました。
その人はこんな言葉を残したのです。
 
子の曰く、吾れ
十有五にして学に志す。
三十にして立つ。
四十にして惑わず。
五十にして天命を知る。
六十にして耳順がう。
七十にして心の欲する所に従って、矩を踰えず。
 
:ちょっと間違えてる現代語訳:
俺さぁ、15歳で勉強に目覚めたんだぁ。
んで、30歳の時に独立してやってけると思ったわけ。
40歳になったらアレコレ迷わなくなってさ、
50歳になって自分の運命コレだわ、みたいなのが見えたね。
60歳になったら人の言う事を素直に聞けるようになってな。
70歳になると好き勝手やっても道を外れないようになったわけよ。
 
人生、死ぬまで成長だという事ですね。
15で不良と呼ばれた人や、15の夜に盗んだバイクで走りだした人とはエライ違いだ。
それはそれで生き方の一つとしてアリだと思うけどね。
 
人に迷惑をかけると、回り回って自分に返ってくるから。
ホント、バカバカしいからやめといた方が無難。
まぁそれでもいいなら好きにしてくれ。
 
 
君の学生時代は君のものだ。
色々と悩めるのは幸せな事だよ。
 
悩みも希望も無くなったら、それは不幸だ。
悩みなんて人生のスパイスだ。
ピリ辛くらいがちょうどいいんだよ。
悩みだけでもある方が人生の張りになる。
 
超える壁が無くなった時、人は歩みを止めてしまうのだ。
君の前にはまだ越えられる壁がいくつもある。
なんと幸せな事か。
 
そして、悩みを悩みと捉えれば、それは悩みになる。
悩みではなく考え事だと思えば、ヒマ潰しのお題になる。
 
だから、こう意識するといい。
【悩むな、考えろ。】
 
 
2008/05/17
 
七十の訳を修正:2008/05/18


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