俺のたわごと

ま、たわいのないことばっか書いてますけど暇なら見てね。
日々の考え事、昔の事などが書いてあります。

 522   言語型人間と感情型人間。
 
感情型の人間は先読みと計算がドヘタクソで、
頭が回らないだけのおバカさんだと思ってたけど、
計算が無いゆえに計算で自分の首を締める事が無い点は綺麗だ。
 
言語型の俺はロジックに惚れてる部分が大きいかもしれない。
『考えた通りに行く→気持ち良い』みたいな。
理想のパターンに入ると好きになる可能性が高い。
ひどく自分勝手だ。
 
俺はイジワルをして相手の人間性を試す。
その反応を見て、価値を判断してるんだと思う。
価値のある相手は大事にする。
なんとも失礼な話だ。
 
多くは試すまでもない。
自分の事しか考えてないのが見えるからだ。
そういうヤツは予選前の面接で足切り。
足切りしなかったヤツだけ試すんだ。
 
なんだか情が無い人間に思われるかもしれないが、
それはその通りなので構わない。
 
その価値が無ければ選ばない。
そして、選べるうちは選ぶ。
俺はまだまだ選べると自負している。
 
 
ただ、最近はめっきり落ち着いてしまったので、
なんだかそんな気にもならない。
 
煩悩が減ってるんだろうか。
面白みに欠けてどうもいけねぇ。
 
せめて物語だけは色のある話を書こうと思う。
煩悩に振り回され、惑うガキも書こうと思う。
 
足掻くバカが見たい。
自分を磨くために歯を食いしばり、自分を励ます者が見たい。
自分が納得するまで、自分の決め事を守るヤツが見たい。
 
あまり関係ないけど、
「有也さんみたいにブログを毎日書こうと思います。」
って言った人が舌の根も乾かないうちに更新しなくなり、
やがて放置して閉鎖に至るのをよく見る。
 
己の決め事を守れないヤツを見るとウンザリするので、
出来ない決め事は俺に宣言しないでいただきたい。
破ったら死ぬくらいの覚悟の人だけが言って欲しい。
 
 
俺はすぐに情を入れてしまう。
だからこそ、非情のロジックを使って自分を制御してるんだと思う。
 
身内は少なくていい。
あれもこれも面倒を見たくなってしまうから。
 
俺の身内には感情型の人間が多い気がする。
それはやっぱり余計な勘ぐりがいらないし、感情の動きがキレイだからかもしれない。
 
俺は人の心を読むのが大好きだ。
その人の心がキレイだと、とても嬉しくて優しい気持ちになるんだ。
底まで透き通る清流のような心を持つ人と出会うと、
その人の心を読んだ時に清流を泳ぐ鮎の気分になれる。
 
逆に計算だらけの人の心を読むと、殺伐とした気持ちになってしまう。
それはそれで頭の回転が速くなって良いんだけど。
そんなドス黒いドブ川のような心を持つ人と出会うと、
その人の心を読んだ時にドブ川を泳ぐ鯉の気分になる。
 
 
俺は清流で生まれてドブ川に憧れた。
ドブ川で暮らせる方が生物の個体としては優れている気がしたのだ。
 
だけど、意外とそうでもなかった。
ドブ川に住んでいる彼らは安住を知らない。
安住を知らない者は幸せを目指そうとしない事も多い。
 
 
俺は自分の可能性を試すために、もっと汚いドブ川に行こうか、
それとも清流に戻って穏やかに暮らすか、その選択をしかねている。
 
きっと身体に染みついたドブの臭いはなかなか消えないだろう。
そして、その臭いがまたドブ川を思い出させてるんだろう。
 
ドブ川の底をさらうと、わずかにキレイな部分が出てくる。
たまに宝石も落ちてたりする。
そのギャップにも魅力を感じていたんだ。
 
俺が洗浄してやりたいなんて思ってたりもした。
彼らに安住の地を与えたいなんて思ったりもした。
Love at Nightを書いた時も、そういう思いはあったと思う。
 
 
最後にどこを目指すか。
俺はそろそろ決めなければならない気がする。
 
滝登りをするのか、ドブ川の王になるのか、博識な亀になるのか、
清流を泳ぐ鮎になるのか、雁になるのか、ツバメになるのか。
 
あぁ、全部なりたい。
だけど身体は一つ。
 
ベストの選択肢なんて無いから困ってしまう。
どれが一番幸せかなんて決まってないし。
 
俺はやっぱり人の心が見たいんだ。
そのためだけに生きてる気がするんだ。
 
もっと心が見たい。
そして、人のコンプレックスを喰らいたい。
 
カウンセラーではなく、ソウルイーターなんだろうか。
よく色んな人に「教祖になれば?」とか言われるが、それはそれで合ってるのかもしれない。
 
戒律を作って、どのように生きるべきかを説いて、他人に信念を与える。
うーん、それも面白いかもしれない。
 
あれ?待てよ。
俺が書いてるマニュアルも経典みたいなもんか。
じゃあ既にやってるんじゃないか。
 
しかし、信者が欲しいわけではないな。
俺は金が欲しいわけではないし。
それぞれが強い自我を持って独立して欲しいんだよな。
 
きっと、俺は強い個体を増やしたいんだろう。
そうする事で全体が良い方向に動くような気がしてるんだ。
 
それもこれもきっと子孫のためなのかもしれない。
自分のためってのとは少し違う気がする。
 
人生最大の楽しみは子育てなんだろう。
本を残すという目標は既に(達成して)失くなった。
 
だけど、もうちょっと書きたい。
子供はその後でも良い気がする。
 
きっと、子供にかまけてしまうから。
 
 
2008/10/02


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