最初のシーンは今住んでるマンションだったんだ。
葉雄太郎(ようゆうたろう)とかいう変な名前のニワトリを飼ってることになっててね。
そいつが外に出たがってるからちょっとマンションの廊下を散歩させてやるんだ。
窓をガラッと開けてやったら葉雄太郎は窓の付近にあった収納ボックスとかに
上手くトントンと登ってあっという間に外に出た。
かといって逃げるわけでもない。
ホントに普通に日向ぼっこしてるんだ。
結構カワイイなコイツ、と思ってた。
すると叔父さん一家が登場。
舞台はうちのマンションから秋田の祖父ちゃんの家になった。
みんなでどこかに出かける予定らしい。
イトコの子達に「有也兄ちゃんも行こうよ」と言われたが気が進まないので断った。
オカンが庭に梨の木を植えるといった。
お祖父ちゃんの木と、叔父さんの木を。
苗木から植えるんだ、と言っていた。
俺は実がなる前にお祖父ちゃんがこの世にいないんじゃねえか?と思ったが、
あえて口にしなかった。
俺はこう提案した。
「だったら親戚とか全員の苗木を植えようよ。俺らが生きてた事の証明にさ。」
すると、「それは良い考えだね」とみな口々に言っていた。
また舞台は変わる。
今度はサッカー。
コーチが一軍と二軍の発表を行っている。
レギュラー選手になれる選手となれない選手がいる。
どうやらどこかの高校のサッカー部らしい。
一昨日見た「市立船橋×横浜マリノス」の影響か?
「自分、今日からBチームでお世話になります!よろしくお願いします!」
一軍に選ばれた選手が一軍のみんなに挨拶をする。
どうやらBチームが一軍らしい。変なの。
しばらく練習をしてたら試合が始まった。
みんなあまり上手くないようだ。
これは学校の体育レベルだな。
しばらく試合をやってると、指を怪我したヤツがいると聞いた。
見るとうちのクラスのタクだった。
俺は彼の手を見て焦った。
指が足りない。
さらに血がダラダラと出ている。
明らかにこのまま放置してたらマズイ。
俺は「何やってんだよ!指はどこ行った?救急車呼ばないとダメだろ!」と彼に言った。
するとタクは平然とした顔で「あ、そうっすか?でも先生が呼ばないとか言うんで。」と言う。
救急車を呼ばない?どういう事だ?
俺は先生を呼び止めた。
「どういう事すか?あのままじゃヤバイに決まってる!救急車を呼んでくださいよ!」
すると先生は「あいつは態度が不真面目だからダメだ。救急車は呼ばない。」と言った。
俺は「何言ってんだコノヤロウ!」と先生をブン殴った。
「人が一大事な時に何を言ってやがんだテメエは!無茶ヌカせ!」
俺はすぐさま周りのヤツにこう呼びかけた。
「俺は救急車を呼ぶぞ。誰かケータイ貸せ!俺が電話する!」
先生が「やめろ!電話するんじゃない!」と俺に向かってくる。
俺は無視してダイヤルする。
1、1、9・・・
「ただいま、この回線は大変混雑しております。」
番号を間違えたか?119番で混雑するわけがねぇ。
クソ、もう一回だ!
そこで目が覚めた。
2003/12/16
|