夢の話


管理人・有也の見た夢のコラム。
夢は潜在意識の表れだというが・・・変な夢ばっか。

 78   出張クイズ番組。
 
なぜか、オトンの仕切りでクイズ番組をやる流れだった。
ゲストは和田アキ子、アンタッチャブル山崎、ゆうきまおみなど。
 
俺は裏方でそれを手伝っていた。
場所は中学校の体育館っぽいところ。
 
本格的なスタジオ収録じゃないのは、
地方を回る『なんでも鑑定団』みたいなノリなんだろうか。
 
司会は要領が悪いし、盛り上げるSE(効果音)も入ってこない。
これはもはやテレビ番組として成立しないんじゃないか。
 
しかも、ゲスト回答者はみんな大御所である和田アキ子に遠慮して答えない。
こういう時は和田アキ子なんか呼ばない方がいいのに。
ギャラ高い上に、場の空気が寒くなるだけなんだから。
 
それをオトンに伝えようとするも、オトンはなかなか聞きとれないようだった。
「だから、和田とかじゃダメだって!」と大声で伝えた。
 
その声はそのまま和田アキ子に聞こえていたのか、
「ウチがなんやて?」と回答席からやってきた。
あぁ、面倒臭い。
 
俺はとっさに「だから、和田さんを中心に盛り上げないとダメだって!」と言い直した。
和田アキ子(本名:金福子)は満足げに回答席に戻って行った。
フッ、単純ゴリラめ。
 
その後、オトンに改めて耳打ちをしておいた。
「和田アキ子がいると場の空気が寒くなる。みんな縮こまってるじゃん。」
 
それに対してオトンは「今回はいいんだよ。」と楽観的な回答。
ダメだ、リハーサル感覚でいる。
あれ?マジでこれ、リハーサルなのかな。
 
その後、お客さんが大量に集まってくるも、司会の進行も止まってしまう。
客がざわつきだし、「どうなってんの?」と言い始めたところで、
俺は『オトンなにやってんだ?』と気になって探し始めた。
 
「今日の収録はこれで終わりでーす。」というスタッフの言葉と共に、
お客さんたちも流れ解散のような形になった。
なんなの、このグズグズ収録は。
 
しばらくして、オトンを発見。
「あんなんじゃダメでしょ。」
「いいんだよ、これは自治体でやってるヤツだから。視聴率は関係無いの。」
「だからって、こんなにつまらないんじゃ、やる意味が無いじゃん。」
「まぁねぇ。」
オトンは場が成立すればいいとしか思ってないようだ。
いや、成立すらしてないと思うんだけど。
 
 
収録が終わったのを見て、妹やその友達がバレーボールのネットを張り始めた。
「なんだ、おまえこれから部活か。」
「うん。」
 
ふと見ると、天井から垂れさがった緑色のネットがあった。
ちょっとぶら下がれそうな気がする。
 
俺がジャンプしてそれをつかむと、床から見る間に離れて行く。
天井近くまで上がって行ってしまった。
これは落ちたら大ケガするだろう。
 
「どうやって降りればいいんだー。」
そう声を上げる俺を見て、妹は友達とケタケタ笑っていた。
あまり大変なことだと思ってないらしい。
それを受けて、俺もそんなにヤバイと思わなくなった。
 
ブラブラと空中ブランコのように揺れているので、それを止めようと逆に力を入れる。
幼い頃にやった、空中で身体の動きだけでブランコを止める要領だ。
 
しばらくすると、動きはピタリと止まった。
下を見ると、普通に床に降りられるくらいの高さまで戻っていた。
 
そうなると、普通に降りるのはつまらない。
俺は逆に身体を揺らして、勢いを付けて飛び降りる事にした。
 
思いっきり揺らしてみると、それはかなりのスピードが出ていた。
フワッと浮き上がってケツから落ちたら痛いだろう。
そう思って俺はほぼ真っすぐ前に飛べるような位置で手を離した。
 
そのまま両足でダンッ!と着地するが、勢いはまだ死なない。
しばらく、水切りの要領でダンダンダンと前に跳ねる事を繰り返した。
それを見て、また妹たちがケタケタと笑っていた。
 
最後の最後で床はグリップ力を失い、ツルッと滑って俺は床に滑り込むような形になった。
尻もちのような状態になったけど、上手い事スライドして痛くはなかった。
 
そこで目が覚めた。
 
 
2011/06/19



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