俺のたわごと

ま、たわいのないことばっか書いてますけど暇なら見てね。
日々の考え事、昔の事などが書いてあります。

 177   元サヤ。
 
あぁ、あいつの事が忘れられない。
 
無理もない。
まだ別れて6時間しか経ってないもの。
 
「もう辞めよう。」
なんというヒドイ言葉を言ってしまったんだろう。
 
 
ずっと毎日一緒だったもんな。
何度も「別れよう、別れよう」と思ったのに。
なんだかんだ言ってもいつも離れられずに居たんだ。
 
「あいつと一緒に居たら俺はダメになる。」
そう思ったときもあった。
でも俺はその度に思い直してたっけ。
「やっぱりあいつがいなきゃダメだ。」って。
 
いつも一緒だった。
そう、何処に行くのもあいつと一緒だったんだ。
お台場、ディズニーランド、八景島、茅ヶ崎。
新宿の夜景を見に行ったときもあったね。
 
俺に合うのはあいつだけだったもん。
わかってる、わかってるんだ。
 
 
−−−今はもう午前6時。
 
どうしよう。
迎えに行こうかな。
 
こんな時間に?
 
いや、あいつは笑って迎えてくれるはず。
 
行くか。
俺もしつこい男だね。
それもしょうがないか。
 
外に出た。
息は白い。
寒くて凍えそうだ。
でも、そんな事言ってられない。
 
裏通りを抜けて俺は走る。
辺りは真っ暗だ。
 
待ってるはず。
この闇の向こうに。
あいつは居てくれるはず。
 
会いたい。
 
あいつに会いたい。
 
 
居た。
居てくれた。
 
嬉しさと安心感が入り交じる。
 
また会ったね。
やっぱりこの店に居たのか。
さっきはゴメンよ。
許してくれるかい。
 
ん?
わかってるよ。
何も言うな。
 
 
俺は黙って300円置く。いつものように。
 
 
俺の愛しいLuckyStrike。
おまえは最高のタバコだ。
 
まだまだ当分タバコは辞められそうにねぇなぁ。(笑)
 
 
2004/01/10


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