需要と供給は世の中に存在する全ての商売に当て嵌まる事である。
需要の無い物を供給しても儲かる訳が無い。
訳のわからん観光みやげとかがそれの良い例だろう。
見てもらったところで笑いの一つも取れず、
誰にも触られる事も無しにホコリをかぶって朽ちていくだけだ。
作った人間の頭の悪さが伺える。
今の日本で最も「需要」を押さえているのはコンビニだと思う。
聞いた話では、コンビニは日本で最も売り上げの多い商品をジャンル別に三千種、
絶えず入れ替え続けているらしい。
常に市場調査を行い、少しでも売り上げを上げようと努力しているのだ。
需要を押さえる事が商売の基本なわけだが、これを実に忠実に実行し続けている。
逆に需要があるのに供給しないのは勿体ない。
商売の成功者と呼ばれる者はこの穴場になっている需要を見つけられたという人が多い。
「こんなのがあったら便利だなぁ。」という物を作り出すとかね。
発明家で有名なドクター中松をご存知だろうか。
そう。バネの付いたブーツ履いてるのとか見たことあるでしょ。
都知事戦にも立候補したしね。
あのオッサン、ああ見えてもすげぇ人なんだよ。
灯油を吸い上げるポンプを作ったのも実は彼なんだ。
彼は需要のあるものに気付き、作り出したわけだ。
ではどうすればそこに気付くのか?
色々な物を見聞きし、時代の流れを読む事だ。
これからの世の中に必要とされる物は何か。
これから何が増え、何が減るか。
大きな視点で世界を見て、小さい事まで調べろ。
何かが見えてくるはずだ。
見えないヤツは固定観念を捨てろ。
今までの当たり前の事に囚われてたら新しいものなんて作れないんだ。
もし、それを見付けたらすぐにシミュレーションだ。
借金は少なめで行こう。
ダメなら勉強して自己破産&免責手続きでGO!
生きてりゃ何とかなる世の中だよ。
さて、余談ではあるが需要を作り出すという商売の方法もある。
全く必要の無いものを売りつける際に言葉巧みに客を騙し、
それが無いと危険であるかのように思わせる商売のスタイルだ。
床下換気扇とかは不安を煽る点検商法の代表的な例だね。
2004/01/15
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