ホコリをかぶった「J-PHONE T-04」の送信メールより再生…
−2001年:某日−
俺の顔色を伺って自分の言おうとしたセリフまで変えないで。
その腹ん中が見える分だけつまんなくなるよ。
そんなんじゃ俺は落ちない。
そんな程度の演技じゃダメだよ。
マトモな恋愛したいんならマトモな男を選びなよ。
意地っ張りのヤキモチ妬きなんかに俺はなびかない。
そんなに甘かねぇよ。
俺は惚れられて付き合った事も無い。
そんな俺を相手に熱くなるだけ空回りだよ。
そしてそんなマイナスの気持ちで来られても楽しくない。
どうせなら楽しませてくれよ。
でも俺のために無理しないで。
心も体も擦り減っちゃうよ。
俺は女をダメにするのが得意だから。
何度言ってもわかんないの?
じゃあ俺のどこが好きなの?
そんなありきたりな言葉は求めてないよ。
やめときなさい。
俺に関わるだけ時間の無駄だよ。
ほら、バイト先の彼だって優しい人なんでしょ?
そっちの方が大事にしてくれるよ。
そっちより俺の方が良いの?
変わった子だねオマエ。
きっと後悔するよ。
それで俺に文句を言う女になるんだ。
俺は文句を言われるのが一番嫌だ。
文句なんか言わない?
最初だけだよ、そんなの。
こんなに「やめとけ」って反対してるのに…。
オマエも物好きだね。
わかったよ。
そこまで愛してくれてるんだったら、お願いがあるんだ。
金無いんだ。
タバコ買って。
それからインターチェンジのトコの店の味噌ラーメンがメチャメチャ食べたい!
え、いいの?
ワーイやったぁ。(^o^)
じゃあ今から迎えに来て。
橋のトコで待ってる。
−メモ書きより再生−
『この女は月に20万円が限度。』
2004/06/15
|