人にどう思われてるのかが気になるあまり、
自分の意見を言えない人間が増えている。
人に流される人間になっちゃいけねぇな。
人の物ばかり羨んじゃいけねぇ。
自分は自分のスタイルで行くんだ。
俺は他人に流されるのはゴメンだね。
もっとも、俺は人の食い物を羨んだお陰で好き嫌いは大分減ったがね。
羨むのはそれ以外には良いトコ無しだ。
嫌いな物を克服する程度で充分。
そういや、俺も昔は嫌いな物が多かった。
ナス、ピーマン、タマネギなんかは食べる気にもならなかった。
ところがウチの親父と来たら好き嫌い無しだ。
何でも美味そうに食っちまう。
それを見てると俺も羨ましく思い、食ってみる気になったもんだ。
今ではナスもピーマンもタマネギも好きだ。
それも言うなれば親父のお陰であるのかもしれない。
ナスの味噌炒め、ピーマンの肉詰め、タマネギを使ったマリネ。
どれも今じゃ好物だね。
そういえばsaityも食わず嫌いが多かった。
saityも俺が美味そうに食うのを見て食う気になったものが多いとか。
それは俺が親父に似てきた証拠なのか。
やはり血は争えないな。
考え方のベクトルも似てるし。
泣きたくなるくらいに両親が大切だと思う事がある。
発作みたいなもんだろうか。
その度にいつまでもいてくれる保証が無い事を考える。
唯一の慰めは諦めと言う名の覚悟。
心の何処かで覚悟しておかないと、イザと言う時に心が壊れてしまいそうな気がするから。
人はいつ死ぬかわからないし、いつか必ず死ぬ。
だからこそ全力でやりたい事をやっとかないと。
生き物が平等に輪廻転生するとしたら次はプランクトンの可能性が高いんだろう。
もし哺乳類に生まれたらスーパーラッキー。
それでもネズミになる可能性が高いんだろう。
数が多いモノになるのが当然だと思うし。
でも万が一、人間に生まれ変わったら。
俺はまた親父とオカンの息子になりたい。
2004/06/15
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