俺のたわごと

ま、たわいのないことばっか書いてますけど暇なら見てね。
日々の考え事、昔の事などが書いてあります。

 286   釣り人と魚。
 
女の子マニュアルにも「釣り人と魚。」ってのを書いたんですが、
アレの続きのようなもんだと思いねぇ。
 
読んでない人は先に読んで来い。
待っててやるから。
 
 
うん。そんなわけで今回のコラムを始めてみようか。
 
先日、ある女の子の相談に乗った。
元カノのサチのバイト先の後輩のミホって子なんだけどね。
 
「彼氏との仲が冷めてきてるかも。」みたいなよくある相談だ。
ミホは一人暮らしなのにSEXは一ヶ月してないらしい。
彼氏からもあまり連絡が来ない。
そして家に帰ると外に出たがらない。
「15分前だったらまだ外に居たから遊びに行ったのに〜。」などと言われる始末。
 
そこで考え出したのが今回の釣り人と魚のランク分け。
 
釣り師のランク(出来る男のランク)
 
1 :釣りの神様     伝説の釣り師
−−−−−−−−−−−−−
2 :一流の上の釣り師
3 :一流の中の釣り師 上級釣り師
4 :一流の下の釣り師
−−−−−−−−−−−−−
5 :二流の上の釣り師
6 :二流の中の釣り師 中級釣り師
7 :二流の下の釣り師
−−−−−−−−−−−−−
8 :三流の上の釣り師
9 :三流の中の釣り師 下級釣り師
10:三流の下の釣り師
 
魚のランク(出来る女のランク)
 
1 :魚神様        伝説の魚
−−−−−−−−−−−−−
2 :一流の上の魚
3 :一流の中の魚    貴重な魚
4 :一流の下の魚
−−−−−−−−−−−−−
5 :二流の上の魚
6 :二流の中の魚    普通の魚
7 :二流の下の魚
−−−−−−−−−−−−−
8 :三流の上の魚
9 :三流の中の魚    雑魚
10:三流の下の魚
 
以下、その時の話の内容を引用しつつ説明。
 
 
有也「話はよくわかった。とっとと別れろ。」
ミホ「えぇ〜!?」
サチ「私もさっきからそう言ってるんだけどねぇ。」
 
有也一度でも粗末に扱えるって事は本気で好きじゃねぇって事だ。」
サチ「うんうん。」
 
有也本気で好きな女をそこまで放っておく男はいねぇよ。」
サチ「そうねぇ。ありえない。」
ミホ「でも、別れようとは思わないんですけど…。」
 
サチ「大体、アンタの彼氏が最初に何て言って来た?【どっかで会った事ある!】でしょ?」
ミホ「うん。そこからやたらと話が盛り上がった。」
サチ「アイツ、全員にそう言ってたんだよ。アタシにも言ってきたもん。」
 
有也「つまり、オマエの彼氏は*地引網漁をしてたんだよ。」
ミホ「え?地引網漁って?どういう事?」
サチ「とりあえず手当たり次第、網で獲っちゃうんだよ。」
 
*地引網漁・・・・女と見れば誰彼構わずアプローチを掛ける事。
 
有也「それに引っ掛かったバカな魚がオマエ。」
サチ「そういうこと。」
ミホ「え?じゃあ私じゃなくても良かったって事?」
 
有也「そりゃそうだ。そんなベタな方法で引っ掛かるのは雑魚のみじゃねぇか。」
サチ「普通は掛からないよね。」
ミホ「そんなぁ〜!」
 
有也「だからぁ、*賢い魚はちゃんと地引網に気付いて逃げたろ。なぁ、サチ。」
サチ「そうね。私はそんな網に引っ掛かるほどレベル低くはないしね。」
ミホ「私は引っ掛かったマヌケな魚…?」
 
*賢い魚は地引網に気付く・・・・ある程度のレベルの魚は地引網では掛からない。
 誰にでもアプローチを掛けるような二流の漁師は安く見えるからである。
 
有也サチ「うん。」
ミホ「だって〜!」
 
有也「だから、俺からすればそんなレベルの低い漁師に捕まるのは、
    そのまま自分のレベルを下げる事になると言ってるんだ。」
サチ「そうねぇ。*地引網をするような二流の漁師に捕まるようじゃねぇ。」
 
*地引網漁をするような二流の漁師・・・・地引網漁は精神的にガキな男しかやらない。
 
有也「一流の漁師はそんな邪道な事はしねぇ。*狙った獲物だけをモリで一刺し。」
サチ雑魚なんか釣ってもしょうがないもんねぇ。」
 
*狙った獲物だけ・・・・上級釣り師はプライドがあるため、雑魚を釣らない。
 ただし、相手の金などが目当てだった場合はこれに収まらない。
 
有也「そのランク付けで言うと、俺は【一流の下】というトコロか。」
サチ「私は二流の上くらい?」
有也「あぁ、そうだな。サチの今の彼氏も二流の上ってトコだろ。」
 
サチ「え?でも私、今の彼氏の言う事聞くよ?」
有也「それはケナゲな自分に酔いてぇからだろ。」
 
ミホ「そういえば、サチさんはどうだったんですかぁ?有也さんと会った時。」
サチ「余計な事は聞かない方が良いわよ。ミホちゃん。(怒)」
 
有也「コイツの場合、俺が釣ったわけじゃねぇんだよ。」
サチ「なっ!ちょっと!」
ミホ「え?どういう事ですか?」
 
有也「言うなれば、俺が*置いておいたタモに勝手に飛び込んできたというか…。」
サチ「ちょっと有也ぁ!」
ミホ「え?え?どういう事?」
 
*タモに飛び込む・・・・釣り師に釣る気が無いのに捕まる事。
 
有也「わかりやすく言うと、初めて会った日にホテルに連れ込まれたんだ。」
ミホ「えっ!サチさんが有也さんを!?」
サチ「そうよ!悪い!?」
 
有也「俺を逃したくなかったんだとさ。」
サチ「でも、嫌がらなかったじゃない!」
 
ミホ「何で断らなかったんですか?」
有也「そりゃそうだ。そこまでしてる女に恥を掻かせる訳にはいかねぇだろ。男として。」
 
サチ「でも、スッゴイ事務的にやられた。」
有也「アッハッハ。確かに。俺はいきなりホテルに連れ込む女なんか嫌いだからだよ。」
 
ミホ「どうして?」
有也「意外にこう見えても固いトコがあるんだよね。俺。」
サチ「アレはショックだったわ…。」
 
有也「つまり、わかりやすく言うとサチは俺に釣られたかったわけだ。」
ミホ「じゃあ今は?」
 
有也「*一度でも一流の味を知っちまったら、それ以下は妥協だ。」
サチ「アタシの事を言ってる?」
 
*一流の味を知ったら〜・・・・ランクが劣る漁師に捕まるのが馬鹿馬鹿しくなる。
 それでも満足してる、と言うのは一流を手に入れられなかった自分への慰めである。
 
有也「いや、別に〜♪」
サチ「私は今、ちゃんとイイ人と純愛してるの!」
 
有也「【私、純愛してるの】って言いたいだけだろうが。このヘタレ!」
サチ「何よぉ〜!」
 
有也「ミホ。コイツな、前に俺が【妥協すんなヘタレ!】って言ったら泣いたんだぜ。」
サチ「妥協じゃないもん!」
 
有也「ハン!*二流のイケスで吠えてんじゃねぇよ!*稚魚が!」
サチ「ううっ…。」
 
*イケス・・・・【付き合う】というのは【その漁師のイケスに入る】と表現する。
*稚魚・・・・ここではヘタレ魚を罵倒する言葉。
 
有也安いエサで満足しやがって!」
ミホ「え?サチさんの今のエサは安いんですか?」
サチ「ミホ、アンタは黙ってなさい。」
 
有也それでも毎日与えてくれるから幸せなんだそうだ。(ニヤニヤ)」
サチ「そうよ!毎日くれるもん!幸せよ!」
 
有也「それでも、一流の漁師のエサは天然イクラみたいなもんだからな。
    その一流の味を簡単に忘れるわけがねぇんだ。離れてもな。」
ミホ「おぉ〜スゲェ〜。高度なSMだわ…。」
 
サチ「今の彼氏だってたまにイクラをくれるもん!」
有也「そりゃオメェ、人工イクラだよ。」
 
サチ「人工でもいいの!イクラならいいの!」
有也「だからオメェはいつまでも二流なんだよ。や〜い二流。」
 
ミホ「サチさん、有也さんにはかなわないですね。」
サチ「有也だけは別なのよ!」
ミホ「電話で有也さんを呼んだ時はサチさんの方が強気だったのに。」
 
有也「ミホ、サチは後輩に対してはお姉さんぶるだろ?
    だから俺もサチの顔を立てて最初は下手に出るんだ。」
ミホ「なるほどぉ〜。でも今は逆ですよ?」
 
有也「そりゃ初対面から傲慢なヤツだったら、
    オマエも俺の意見を聞き入れようと思わないだろ?」
ミホ「あぁ、確かに。」
有也「そういうこった。」
 
ミホ「え?最初に顔を立てたのは意味が無くなるじゃないですか。」
有也「その間に色々と判断して、強気でも大丈夫と思ったからそうしてるんだ。」
ミホ「なるほどぉ〜。」
 
有也「ま、話を戻すか。」
サチ「・・・そうね。」
ミホ「あ、ハイ。」
 
有也「別れろ。」
サチ「別れなさい。」
ミホ「えぇ〜。」
 
有也「俺から見りゃその彼氏、【二流の下】だぜ。」
サチ「そうね。それに引っ掛かるミホは【三流の上】でしょうね。」
ミホ「えぇ〜。スゴイ凹む〜。」
 
有也「世の中には伝説の釣り師ってのが居てな。」
ミホ「伝説の釣り師?」
 
有也「そういう人は雑魚なんか釣らないんだよ。地引網もしない。」
ミホ「うんうん。」
 
有也「見えてる魚なんて釣ってもしょうがねぇからだ。」
サチ「見えてる魚、つまり簡単に捕まえられる魚なんて釣ってもしょうがないもんね。」
 
有也「そうだな。*伝説の釣り師は一流の魚にのみ反応するんだよ。」
サチ「そうだね。」
 
*一流の魚にのみ反応・・・・金目当ての場合は別。
 
有也「地引網で雑魚を釣るなんて釣り師のプライドが許さないもん。」
サチ「そうだねぇ。地引網は女だったら誰でもいいって感じだもんね。」
 
有也「穴があったら入れたい、って感じでな。」
サチ「そうそう。穴だったら何でも良いんだよ。」
 
有也「それがオマエの彼氏だよ。わかりやすかったろ?」
ミホ「えぇ〜!そんなぁ〜。」
サチ「とっとと別れなって。今、ココでメールして別れな。」
 
有也「SEXの相手が居なくなるだけだろう。」
サチ「SEXだけだったら有也にしてもらいな。」
ミホ「えぇ〜!?」
 
有也「いや、サチと同じ男はイヤなんじゃない?」
サチ「それもそうか。」
ミホ「イヤですよぅ。比べられるのは。」
 
サチ「有也、タダでやってあげて。」
有也「しょうがねぇなぁ。潮ぐらい吹かせてやるか。」
ミホ「ちょっとちょっと、二人とも酔ってます?」
 
有也「いや、シラフだけど。」
サチ「私たち、シラフでもこんな会話だよ。」
ミホ「ええぇ〜!」
 
有也「大人ってのはそういうもんさ、お嬢ちゃん。」(遠い目)
サチ「恥らってるうちが華よ。」
ミホ「大人の世界だぁ。」
 
有也「まぁ、スレた女より素人の女の方がいい場合もあるわな。」
ミホ「まだ彼氏居ますから!」
サチ「あら、もったいない。タダなのに。」
 
有也「ま、冗談はこの辺にしといて。」
サチ「そうだね。」
 
有也「一流の釣り師がイクラをポイっと投げると、二流の魚はイケスを越えて来るんだ。」
サチ「・・・ちょっと。なんでアタシの目を見て言うの?」
 
有也「結局は、二流のイケスで自分をごまかしきれないわけだよ。」
サチ「アタシの事を言ってるでしょ。」
 
有也「二流の魚はね、一流の釣り師がイクラを撒くと二流のイケスから脱走するんだ。」
ミホ「脱走って?」
 
有也「わかりやすく言うと、電話一本で現在付き合ってる彼氏と別れちゃったりするの。」
ミホ「サチさんがそうだったんですか?」
 
有也「本人に聞いてみ。」
ミホ「どうなんですか?サチさん。」
 
サチ「でも、一流の魚は寄って来たのを眺めてるだけで釣らないの。」
有也「あぁ、確かに。上手いこと言うなぁ。感心したよ。」
 
ミホ「一流の釣り師って罪な男なんですねぇ。」
有也「いや、ヒドイ男だと思うけど。」
サチ「そうだよ。ヒドイんだから。」
 
有也「おや、俺に言ってるのかな?」
サチ「・・・違います。」
 
有也「あれ。ガマンは身体に良くないよ?」
サチ「もう〜。」
 
有也「しかし、確かに眺めて満足して帰る事が多いかも。」
サチ「釣る気も無いくせにね。」
ミホ「それで魚が来なかったらどう思うんですか?」
 
有也「それはそれで、『あぁ、上手くやってんだなぁ。』と安心するだけだよ。」
ミホ「なるほど。」
 
有也「逆に言えば、こっちに来た時点で『成長してねぇなぁ。』と思うだけ。」
サチ「だから、なんでアタシを見るのよ。」
 
有也「今日も俺を呼んだじゃない。」
サチ「それは・・・今日はミホのためでしょ!」
 
有也「あぁ、そうか。ミホの相談に乗りに来たんだった。」
サチ「そうだよ。」
 
有也「そういうわけで、別れなさい。」
サチ「もう別れよう、って今メール打ちなさい。」
ミホ「えぇ?今?」
 
有也「別れよう、じゃなくて『もう別れる』でいいんじゃない?」
サチ「あぁ、そうね。もう別れる、で。」
 
ミホ「・・・こうですか?え〜ホントに?」
有也「ホントだよ。時間のムダだもん。」
サチ「早く送信ボタン押しなよ。」
 
ポチッ
 
サチ「お!押した〜!」
ミホ「あ〜どうしよう。押しちゃった〜。」
有也「おめでとう。これでオマエは自由だ。さぁ、広い海に旅立とう。」
 
長い握手をする有也ミホ
 
ミホ「ホントにこれで良かったんですよね?」
有也「あぁ、モチロン。」
サチ「時間のムダが無くなって良かったじゃない。さぁ、帰ろう。」
 
 
翌日。
サチからメールが来た。
昨日、ミホが家に帰ったら彼氏が来てたそうです。
すごい優しかったらしいよ。
 
有也の返信。
キープか。
 
サチからの返信。
多分ね。
 
有也の返信。
どうしようもねぇな。
こうなるとは思ったけど。
 
サチからの返信。
今回別れるって言えたから、次は簡単に言える気がする、だって・・・。
 
有也の返信。
『昨日、SEXした』に500ペソ賭けるよ。
 
サチからの返信。
賭けは成立しないよ。
私も『した』方に賭けるから。
 
有也の返信。
そりゃそうだな。
 
 
 
2004/12/20


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