俺のたわごと

ま、たわいのないことばっか書いてますけど暇なら見てね。
日々の考え事、昔の事などが書いてあります。

 287   イザという時のために。
 
現在の知識を持って、過去にタイムスリップした時のために、
どんな環境でも適応できるための心構えをしておかねばならん。
そのためには先の展開を出来る限り予測しておく事だ。
 
そんな事が頭に思い浮かんだ。
 
いきなり過去に飛んだとしよう。
マンガなんかじゃよくある話だよね。
 
でも、大抵のマンガは飛んでも昭和とかその程度。
俺は原始時代に飛んだ時の事を考えた。
 
 
まず、必要なのは食糧確保。
贅沢になってしまったこの舌が耐え得るのは魚と木の実だろう。
生肉は到底、食う気にはなれない。
いや、焼けばいいんだろうけど、味付けが無いとイヤ。
 
そこで、塩を作る必要がある。
やはり、海の近辺が最高だ。
魚も釣ろうと思えば釣れるだろうし。
海の近くに住む事にしよう。
 
さて、魚釣りには針が必要だ。
しかし、針なんか売ってないので作る所から始めなければならない。
動物の骨を使う事にしよう。
 
さて、問題はそれを何で作るかという事だ。
当然、刃物なんかありはしないんだから。
それどころか鉄も無い。
 
そこで、針の形に近い骨を利用する事にする。
簡単な所で小動物の肋骨か何かになるだろう。
これに釣り糸をくくりつける。
 
・・・釣り糸なんか無いじゃん。
困ったなコリャ。
しょうがないから潜って槍で取る事にする。
木の棒に骨の矢じりを付けて槍は完成だ。
あ、なんかようやく道具が作れたぞ。
 
さて、片手に自作の槍を握り締め、海に潜って獲物を探す。
・・・ゴーグルが無いから視界が・・・。
 
素潜りは諦めた。
 
砂浜で貝でも拾おう。
なんだこの貝。
食えるのか?
気持ち悪いなぁ。
とりあえず、焼いて食う。
塩だけで味付け。
っていうか海水が少し入ってるから焼いただけ。
あさりバターが食べたい・・・。
 
バター→牛乳が原料→牛を飼う必要がある
 
あさりバターは無理だな・・・。
ジャリッ
あ、砂抜きするの忘れてた。
ボールに海水を入れて・・・ってボールなんか無いや・・・。
 
やっぱケモノを狩って肉を食おうかな。
塩だけで味付けか・・・。
この際、しょうがないかもしれない。
 
さて、ケモノはどこにいるだろう?
山の中に入って行けば居るかな。
うわっ、雑木林しかねぇや。
どこかに山道は・・・あるわけない。
 
わー!熊だー!
向こうもこちらの声に驚いて逃げたみたいだ。
ふ〜危なかった。
 
山に入っていくのは危ないな。
命がいくつあっても足りねぇや。
やっぱ海に戻ろう。
 
魚をもっと簡単に取る方法は無いだろうか。
エサを仕掛けたビンを・・・ビンなんか無いや。
そうだ!潮の満ち引きを利用して・・・網が無い。
 
磯の窪みに居る魚を捕まえていても毎日腹いっぱいになるのは難しいだろう。
やはり、安定した供給が必要だ。
 
そうなると、やはり農業が最高だろうか。
石器時代から弥生時代に移ったのもそういう事だもんね。
 
で、手頃に育てられる作物ってなんだ?
それ以前に、畑を一人で作るの?
無理じゃないすか?
 
 
結局、毎日砂の混じった貝を食う事になった。
運が良い時は磯で取った魚と小さいカニが食える。
 
 
こうして俺はどの世界でも力強く生きていける事がわかった。
みんなも俺のようにたくましく育つがいいよ。
 
 
2004/12/21


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