今日のコラムはウソの話だ。
世の中には『ウソ』というものが存在する。
それを信じるか信じないかは聞き手の判断。
そこで、俺は「ウソをつく」と宣言してからウソをついてみる事にした。
ってなわけで、ちょっと俺のウソに付き合ってくれや。
東京ディズニーランドのスタッフ専用口の鍵のナンバーは『3932』なんだ。
ディズニーランドでスタッフがプッシュナンバー式のドアの中に入っていく時、
『3・9・3・2』の順番で押して中に入っていった。
『ミッキー・ミニー』と小声で呟いていたので今でもハッキリ覚えてる。
他の場所でも色々と試してみたのだが、大抵のドアがこれで開いた。
俺が試した所はクリッターカントリー・ウエスタンランド・アドベンチャーランドだった。
この3エリアのドアのナンバーは『3932』だった。
ランドで働く知人に聞いたら、トゥーンタウンだけは他と違うナンバーらしい。
やはり7つのエリアの中では少し異色だからかと思う。
トゥーンタウンは『ロジャーラビット』で『6461』だったような気がする。
ちょっと覚えにくいよな、と知人は言ってた。
ドアの奥には何があるかと言うと、スタッフ用の食事休憩所だ。
ここではそれぞれが好きなモノをタダで食える。
大抵がそれぞれのレストランの裏口で、注文すればすぐに出してくれる。
俺はウエスタンランドのラッキーナゲット・カフェの裏でターキーを3本食べた。
そうそう、その知人はこうも言っていた。
ランドで働く人はパスポートがタダで貰えるんだが、どうやって身分を証明するか。
それは入り口のパスポート売り場で『オリエンタル・ハッピーパス』と言うらしい。
そうすると相手がバイトのスタッフにのみわかるクイズを出してくる。
これは定期的にクイズの内容が変わるので、やはりバイトのスタッフじゃないとダメらしい。
ちなみに俺がそれを試した時のクイズは『グーフィーは何人?』だった。
俺が『3人』と答えると『お疲れ様です。』と言われ、彼女と2人分のパスポートを貰った。
あの時に『プルートは何人?』と聞かれたらと思うとゾッとしたね。(笑)
ちなみにスタッフ専用のパスポートは向かって一番右の売り場でしか貰えない。
他の売り場ではオリエンタル・ハッピーパスを用意してないんだ。
そうそう、いくらスタッフでも駐車場の料金だけは払わなきゃならない。
まぁスタッフだったらその辺の事はわかってるから電車で行くのが普通なんだけどね。
あぁ、それからシンデレラ城ミステリーツアーのアトラクションで、
魔王を倒すために剣で戦う人をお客さんの中から選ぶよね?
あの時に選ぶ基準があるんだが、やはり子供が優先なんだ。
子供に夢を与えるランドだから、その辺は当然の事だよね。
でも、子供というのはそういう時に恥ずかしがってなかなか名乗り出ない。
そういう時に手を挙げる大人も多いよね。
やはり、せっかく来たからには一度は剣を握りたい所だ。
一般的に有利になると思われるのは勇者らしいセリフをハキハキと言う事だ。
『私が魔王を倒しましょう!』と声を張り上げて言うんだ。
もうこうなればスタッフも選ばざるを得なくなるよね。
それでも子供が名乗り出ていれば子供が優先なんだ。
それに実際は恥ずかしくて大声で名乗りを上げるのはなかなか出来ないよね。
でも、これよりも良い方法がある。
最初に入る時にスタッフにこう呟くだけでいい。
『オリエンタル・アトラクションをお願いします。』
これだけで名乗りを挙げる必要も無しに剣を渡される。
スタッフも『どなたか、この剣で魔王を・・・』とか言わないんだよ。
『そこのアナタ!さぁ、剣を取って戦って下さい。』と言ってもらえる。
それから、プーさんのハニーハント。
毎回スゴイ列を作ってるから並んで待つのもちょっと覚悟しなきゃだよね?
あそこの近くに居るスタッフに『オリエンタル・ハニーハントを頼む。』と言えば、
みんなが並んでる所とは別の入り口から入れてもらえる。
どうだい?
今度、ランドに行くのが少し楽しみになってきたろう?
ところで、この話がウソだってわかってるよね?
でも、世の中にはウソだと言わないと伝えてはいけない事もある事を知ってるかい?
例えば、どこかのレジャーランドの裏技の話とかがそれなのさ。
俺もそのウソを聞いて本当に良かったよ。
2005/01/29
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