俺のたわごと

ま、たわいのないことばっか書いてますけど暇なら見てね。
日々の考え事、昔の事などが書いてあります。

 328   落とし穴
 
あちこちに罠を仕掛けて相手の反応を伺う、俺が最も得意とする作戦だ。
 
ここで指す『罠』とは『本音の弱い自分を見せるフリをする』という事だ。
 
俺はハナから『元遊び人』『頭が切れる』『自分のペースを崩さない』と思われるように
相手に映る自分を選んで考えて行動・言動している。
 
相手はそれに対して『弱点無し』と感じるわけだ。
そうすると相手は『隙が無い』と無意識に感じる。
 
そこで俺はあえて『付け入る隙』を見せるために『本当は弱い自分』を作り上げる。
しかし、最初はそれを直接会話では見せない。
直接やるのは『その場限りの弱さ』と思われる可能性があるからだ。
だからメールなり電話なりで使うのだ。
 
ただし、『女々しいだけの弱さ』ではいけない。
『戦い疲れた戦士が安息を求めるような弱さ』を使うのだ。
 
そして、相手がその隙を狙って攻撃したら動揺したフリをする。
相手は自分の技が上手く行ったと勘違いをして深追いしてくる。
 
例えて言えば、戦における策略だ。
相手に『戦いに疲れて池のほとりに居る自分』を発見させるんだ。
そして相手が捕らえようとしてきたら逃げるフリをするんだ。
 
しかし、全力で逃げてはいけない。
少し息を切らせてもう少しで捕まえられると思わせつつ必死で逃げてると思わせるのだ。
 
そうやってルパンを追う銭形のとっつぁんのように依存させるのだ。
お〜れは捕まんねぇっつ〜のとっつぁ〜ん♪
 
 
最後は相手に気付かれないように相手を包囲して逃げられないようにするのだ。
優しい表情で安心させながら殺すのがたまらなく好きだ。
 
俺は戦いに疲れる事なんか無いんだよ。
敵を打ち負かして優越感に浸るのが好きなんだ。
 
 
最低のゲス野郎だって?
ありがとう。俺にとっては嬉しい言葉だよ。
 
そう言う人間は無意識のうちに俺には勝てない気がしてるんだ。
俺を認めたくないのは怖れているからなんだ。
だから俺はその言葉を聞くと嬉しいんだ。
 
逆に俺が怖れるのはこれを聞いても何も言わずに微笑むヤツだよ。
頭がついていかないバカなら怖れはしない。
 
なにもかも理解しながら許容出来るヤツは俺とサシでやり合えるだけの力を持ってんだ。
俺はそういう人間に対しては警戒する。
俺は同等の力を持つヤツと刺し違える程、愚かな人間じゃない。
 
恐ろしきはO型の頭が切れる女だよ。
男に依存もせずに冷静に作戦を練れる女だよ。
 
 
2005/04/16


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