俺のたわごと

ま、たわいのないことばっか書いてますけど暇なら見てね。
日々の考え事、昔の事などが書いてあります。

 461   世界の半分をオマエにやろう。
 
今回は竜王の倒し方について。
 
ドラクエ1がわかんない人はゴメンね。
竜王ってのはドラクエ1のボスキャラの名前ね。
 
竜王を倒すには太陽の石雨雲の杖を持って老賢者のトコに行って、
ロトの血を引く証のロトの印を見せると虹の雫を作ってくれて、
虹の雫を使うと竜王の城に虹の橋が架かって渡る事ができる。
 
そして、竜王の名ゼリフ。
「ところでどうじゃ?ワシと手を組むのなら、世界の半分をオマエにやろう。」
ココで【はい】を選択すると、バッドエンドでゲームオーバー。
 
 
それを踏まえて今回のたわごとをどうぞ。
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「よくぞココまで来た。ロトの血を引く者よ。」
「オマエがボスか。随分と偉そうだな。」
 
「フッフッフ。その度胸と腕前だけは褒めてやろう。」
「アァ?」
 
「どうじゃ?ワシの味方にならんか?」
「は?」
 
「ワシと手を組めば世界の半分をオマエにやろう。」
 
「フフッ、ナニ勘違いしてんだ?」
「えっ?」
 
「いつからこの世がオマエのモノになったんだよ。」
「いや、オレ…魔王だし…時間掛ければ出来そうかな、と思って…。」
 
「オマエ、自分が絶対に強いと思ってんの?」
「そりゃまぁ…。魔物の中では一番だし…。」
 
「そういう考えは危険だよ。いつか身を滅ぼすことになる。」
「そうですかねぇ…。」
 
「俺さ、人間だけどオマエより強いんだよ。」
「そんなバカな!そんなわけないよ!」
 
「ウソじゃねぇよ。そうだ、オマエの部下に死神の騎士っているじゃん?」
「あ、ハイ。」
 
「アイツと戦ったら何ターンで倒せる?」
「いや、ターンとかわかんないっスけど…5回ぐらい殴れば倒せると思います。」
 
「へぇ、5回も?」
「え?」
 
「オレね、さっき2発で殺してきた。」
 
男が袋から何かを放り出した。
ゴトリ
 
それは死神の騎士の頭だった。
 
「ギャーーーーーーーーーーーー!!!!」
 
「弱いね、アンタんトコの部下。」
「そ、そんなっ!!えっ?あのっ、アナタ人間…ですよね?」
 
「あぁ、人間だよ。でもキミの知ってる人間よりも強い人間だ。」
「ロトの血を引く者とはこんなにも強いのか…。」
 
「ねぇ、さっきも言ってたけど、ロトってナニ?」
「え?勇者ロトの子孫…じゃないんですか?」
 
「ナニそれ?そんなのがいるの?」
「いや、予言だと、ロトの血を引く人間がオレんトコに来るって…。」
 
「あ〜、なるほどね。それを信じてオレの事をロトロト言ってたわけ?」
「あ、ハイ。」
 
「残念だけど違うよ。」
「え?それじゃどうやってココに?」
 
「あぁ、空飛んできた。」
「マジっすか!?」
 
「なんで?飛んできちゃマズかった?」
「あ、いや…ロトの血を引く者は虹の橋を架けることになってたんで…。」
 
「アンタ、意外とロマンチストなんだねぇ。」
「いや、お恥ずかしい…。」
 
「とりあえず、オレの方がアンタより強そうだね。」
「…そ、そんなこと…。」
 
「死神の騎士もオレに一撃やられるまでは余裕の顔してたよ。」
「ゴクリ」
 
「でもさぁ、一撃喰らったら身体に穴開いちゃって焦ってんの!アッハッハ!」
「ひぃ…。」
 
「あぁ!血が!血が止まらないィィ!!とか叫んでてうるせぇから首取ってやった。それで2発。」
 
ガタガタと震える竜王。
男がニヤリと笑いかけると恐怖で顔が引きつっていた。
 
「イ〜イ顔だねぇ。恐怖に怯える顔。大好物さ。」
「勘弁…して下さい…。」
 
「え?ナニ?」
「助けて…。」
 
「聞こえねぇなぁ!?」
「助けて下さい!お願いします!」
 
「しょうがねぇなぁ。じゃあ俺の世界を統括するか?」
「なんでも!なんでもしますから!」
 
「俺と手を組めば世界の半分をオマエにやろう。」
「組みます!お願い!だから殺さないでぇ!」
 
それから数年後…。
ロトの血を引く者を前に、竜王はこう言った。
 
「ワシと手を組めば世界の半分の半分をオマエにやろう。」
 
 
 
:竜王を倒すために必要な物:
話術
1000G(キメラを雇う金)
作り物の生首
 
 
2006/11/09


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