過剰な動物愛護にはウンザリする。
「イヌネコの方が人間よりも大事」とのたまう人間は人類の敵とみなす。
人類を『自分の所属する群れ』とみなす俺は、そういう人間が大嫌いだ。
絶滅させたい悪性ウイルスのごとく、憎んでいる。
家畜は家畜であり、それ以上でもそれ以下でもない。
犬も猫もブタも馬も牛も同列。
家畜を人間よりも優先する人間もまた、家畜と同等に扱うべき。
うん、それは言い過ぎたわ。
よく言い過ぎます。
しかし、この動画に出てくるネコはカワイイ。
音楽もなんだか微妙にマッチしてて、ずっと見ていたくなる。
http://www.youtube.com/v/peLD2vlxRM0&hl=ja&fs=1
ネコならチンチラがいいな。
イヌならトイプードルがいいな。
でも、飼う気はないんだよね。
飼ってる人に何日か預からせてもらう程度でいい。
喋れない生き物を何年も飼おうとは思わない。
そうだな、自分の子が喋れなかったら話は別になるだろう。
その辺を根底から覆される事になるだろう。
そんな想像もしてる。
あれは高校1年生の時だったと思う。
家庭科教師に「夏休みに幼稚園・保育園のボランティアに行って下さい。」と言われ、
何を思ったか知的障害児の施設にボランティアに行った。
まぁ児童の面倒を見るわけだから大差ないわけだが。
その時に、自分の子供が知的障害児になったらという想像をした。
簡単に受け入れられないものの、俺も受け入れるんだろうと感じた。
しかし、いつもそういう方向の事を考えていると疑問が湧く。
他の動物なら、障害を持って生まれたら足手まといになるので見捨てられ、
そのうち、群れからはぐれて他の動物のエサになる。
でも、人間の場合は障害児でも“生かされる”のだ。
どちらかといえば、負担の方が多い。
というより、群れにとっては負担でしかないかもしれない。
では、その障害児は生かされるべきなんだろうか。
答えは『倫理に反するから障害児でも生かされる』なのかもしれない。
『親にとってはかけがえのない子供だから生かされる』なのかもしれない。
いつも群れの単位で考える俺にとって、その辺はなかなか答えが出ない。
倫理を重んじるべきなのか、否か。
俺は人間も動物に過ぎないと思ってるが、自分の種であると強く意識してる。
だから、人間だけを特別視しようと思うのだ。
子孫の繁栄や、文明の発展には大きな喜びを感じる。
障害児はその妨げになるのではないかとも思っている。
“間引き”ってのも、種にとっては必要なものなのではないか。
そんな風に考えたりもする。
選民思想ってヤツだろうか。
そもそも、選民思想って群れのことを思えば当たり前なんじゃなかろうか。
殺人や戦争も人類にプログラムされた行動なんじゃないだろうか。
大きな流れの中にある出来事、というか。
そう仮定した場合、いずれ人類は優れた遺伝子の開発に向かうのか。
あらゆる方面に優れた人物を選びだす、もしくは作り出すんだろうか。
それまでに倫理感もかなり変化していくんだろうな。
数百年のうちにそれが成されるんだろうと予想するが。
本当に優れた人間だけになった場合、どうなるんだろうか。
きっと、その中でも優れてるとか劣ってるってのが出てくるんだろう。
結局、あまり変わらないんだろうな。
そうやって今も数千年が経ったんだろう。
数千年前に俺と同じような事を考えたヤツがいるかもしれない。
数万年経てば変わるだろうか。
それまで生きていられなかったら残念だ。
2009/01/30
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