俺のたわごと

ま、たわいのないことばっか書いてますけど暇なら見てね。
日々の考え事、昔の事などが書いてあります。

 55   家族論争。2
 
どんなことで論争になるのか。
それは実にくだらない事が多い。
 
例えば冷蔵庫が汚い事についてとか。
うちの母親はモノを捨てられない人間だ。
まあそれがオカンらしいと言えばオカンらしいのだが。
しかし冷蔵庫のドアを開けるとたまになだれが起きる。
そしてイチゴジャムの瓶が足に当たったらバトルスタート。
 
「なんでいつまでも片付けねえんだよ!」と俺が言う。
「そのうちやるわよ」とオカンは返す。
 
具体的にこの論争の場合、
俺のスタイルとしては、
「モノを捨てられない癖はオカンの欠点だ」
と指摘するほか、
「取っておいても使わないでいずれ腐らせるものは捨てろ」と言う。
また、賞味期限が激しく切れたモノを見つけ、
その細菌が他の食物に与える影響について説く。
 
しかしオカンはこの場合、
「アンタの部屋だって汚いじゃない」と俺のアラを指摘した上で、
「片付けられないのは自分だけではないから言われたくない」的な事を言う。
これはオカンの得意の自己防衛だ。
「相手のアラ探し」という伝家の宝刀が炸裂。
 
しかしここで俺はひるんだ表情すら見せてはいけない。
冷静に「明らかに問題のすり替えだ」と主張するのだ。
ひるんだ顔は相手に自信とチャンスを与える。
決して動じてはいけない。前半はね。
 
そのうち「うるせえぞ」と親父か兄貴が話しに割って入る。
 
こうなるとバトルロイヤルだ。
誰を味方にするか、どうやって味方にするかなどを
瞬時に考えなくてはいけない。
 
大抵親父はオカンの味方だ。
しかし親父もオカンが間違ってるのは百も承知である。
となると俺は兄貴を味方に付けるしかない。
しかし兄貴は中立を通したがる。
そこで俺はオカンが明らかに悪いと主張。
俺の事を引き合いに出すのはおかしいと言う。
この時、なるべく哀れな感じに見せると兄貴は味方に付く。
するとオカンは兄貴を攻撃する。
ここで俺は兄貴が完全に味方になると確信する。
兄貴は攻撃されると「自分の敵」と判断するのだ。
 
で、結局どうなるか。
親父が「我が家では俺がルールだ。俺に従え。」と言う。
俺と兄貴が「ウワー。言っちゃったよこの人。アホや。」と言って退場。
 
いつもそんな感じだ。
でもね。みんな最後の方になると笑ってんの。
結局みんなジャレて遊びたいだけなんだよね。
 
さて、今回は長いぞ。まだまだ続きまっす。
 
→次回へ続く。
 
 
2003/01/21


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