俺のたわごと

ま、たわいのないことばっか書いてますけど暇なら見てね。
日々の考え事、昔の事などが書いてあります。

 554   利便性と在り方。
 
頭で考えた事がパッと文字になったら、どんなにラクだろう。
たまにそんな事を考える。
 
パソコンをパチパチ打つのも、ケータイをカチカチやるのも面倒臭い。
考えた速度で文字になってくれれば、ドンドン書けるのに。
 
だけど、考えた速度で筆が進めば、駄文が増えるだろう。
それはムダが増えるだけかもしれない。
 
パチパチカチカチの間にも色んな事を考えている。
そのおかげで濃いのが出来る時もある。
 
その辺はSEXと同じか。
いや、どちらかといえばオナニーか。
溜めて溜めてドロッと。
 
あー、下品な表現はイカンね。
ティーンの読者も多いというのに。
ホントにコイツったら、いつも下品でスイマセンね。
 
 
便利になると、どこかにひずみが生じる事もあるんだろう。
中身が薄くなったり、興味が削がれたり、価値が失われたり。
 
乗り物が出来た時から、既にそれは始まっていたのかもしれない。
ここ100年の変化は特に激しいだろう。
 
100年前は東海道を歩いて京都まで行っていた。
その間に見る富士山はどんなに素晴らしかっただろう。
 
今は新幹線で通り掛かってもアナウンスすら無い。
感動も薄まり、味気無いものになった。
 
富士登山でもしたら、次の段階になるのかもしれない。
それも、途中まで車で登ったら、やっぱり昔と比べて感動が薄いんだろう。
 
 
便利って必ずしも良いことずくめではないような気もする。
代わりに何を失っているかを考えて、それが必要なら埋めるべきかもしれない。
 
駄文を書き綴るのが嫌だったら、その分だけ推敲しないといけないんだよな。
時間が全く無いわけじゃないんだしさ。
 
そもそも、目的だよね。
大事な部分ってのは。
 
濃いのが書きたいなら、推敲を何度もすればいいって話。
もっと深く考えを詰めればいいって話。
 
「何のためにそれをやるのか」って部分だよね。
例えば、「仕事は何のためにするのか」みたいなものだったり。
結局、行き着くのはそういうトコになってくるんだろう。
 
仕事が金の為でしかないのであれば、より効率良く金を稼ぐのが正義になるだろうし、
遣り甲斐みたいなものだったら、仕事に対する満足度を高めるのが正義になるだろう。
(場合によっては仕事のスキルアップだとか)
 
 
そういや、結婚って何のためにするんだろう。
最近、たまに考える。
けれど、なかなか答えは出ない。
結婚の目的って何だろう。
 
1人では生きられない弱い個体が群れを増やす行為なんだろうか。
それとも、子孫繁栄は婚姻関係にある者同士で成すべきという、社会性の為だろうか。
 
1人だとやっぱり晩年にキツくはなってきそうだよね。
老人の孤独死とかニュースで聞くとやるせなくなってくるもの。
 
かといって、何かにすがって生きるのは俺の性に合わない。
そういうのは動機にならないと思ってる。
そんな自分になるくらいなら、1人で朽ち果てたい。
 
結局は、『コイツと一緒に居たら楽しいし幸せだろう』と思える人間と、
ただずっと一緒に過ごしたいみたいな、エラくシンプルな答えが出てくるのかもしれない。
 
でも、それだったら婚姻関係じゃなくても良いような気がする。
別に公的に認められた方が良いというもんでもない。
(もちろん、相手や家族のために婚姻という手続きを入れるのも正義だが)
 
例えば、複数でのルームシェアでも良いと思う。
そこまで気が合う人が複数人も出てくるのか疑問だけど。
 
 
そもそも、仕事は生活のためにする事が多いが、
金持ちだったら仕事をしなくなるというわけでもない。
 
だけど、成金になって仕事をしなくなる人もたまーにいる。
そういう人の中にも、どこかで社会と繋がりたい的な欲求が出たりする。
 
アメリカで宝くじが当たって大金持ちになった夫婦が、
それまでやっていたマクドナルドでの仕事を辞めてノンビリ暮らす事を選んだんだけど、
1年後にやっぱり仕事仲間と一緒に働きたくなって、
マクドナルドに復帰したという話を聞いた。
いわく、「仲間たちと過ごす日々はプライスレス」だそうだ。
 
10代の頃にそんな話を聞いても「なんで働くの?バカじゃね?」と思っていただろう。
けど、今となってはなんだかそれがわかる気がする。
 
 
アメリカの心理学者、アブラハム・マズローの自己実現理論によれば、
人間は欲求の優先順位(ピラミッド型の階層で表される)を持ち、
低次の欲求が満たされると、高次の欲求を満たそうとするという説がある。
 
生理的欲求(physiological need)
食欲・睡眠欲・性欲
安全の欲求(safety need)
安全・経済的安定・健康
所属と愛の欲求(social need/love and belonging)
人との繋がり・社会性
承認の欲求(esteem)
名声・注目・尊敬
自己実現の欲求(self actualization)
自分の持つ能力や可能性の具現化
(全ての行動の動機がこの欲求に帰結する)
 
ここから抜け出すと、超越者となるらしい。
俺にはムリだな。
どこかで俗っぽい人間でありたいし。
 
世界の多くの人間は第2段階(安全の欲求)のために人生を費やす。
安全な場所で暮らし、経済的に安定し、健康な生活を送る。
 
世界中の人々が働かなくても生活に困らなくなったら、
その時に人々はどのような行動を取るんだろう。
俺が知りたいのはそのレベルの話だ。
 
きっと、遠くない未来にそうなるんだろう。
10000年以内だ。
 
人間は生きる為だけに働く必要は無くなり、
何かを感じるためだけに遊んだり作ったりする。
仕事という概念すらも無くなってるんじゃないか。
そんな気がする。
 
その時代の人間は何の為に生きるだろう。
それこそ、超越者としての感覚に近いものが出来ているのかもしれない。
 
【マズローの研究した12人の自己超越者の特徴】
・「在ること」の世界について、よく知っている
・「在ること」のレベルにおいて生きている
・統合された意識を持つ
・落ち着いていて、瞑想的な認知をする
・深い洞察を得た経験が、今までにある
・他者の不幸に罪悪感を抱く
・創造的である
・謙虚である
・聡明である
・多視点的な思考ができる
・外見は普通である
 
わずか12人の自称超越者を研究した結果がどんだけのもんよ?とも思ってしまうが、
まぁ何となくうなずける部分もあるような気がしないでもない。
 
マズローはこのレベルに達している人間は世界に2%ほどであり、
子供でこのレベルに達する事は不可能であるとしている。
 
1万年後の未来人にはゴロゴロいそうだ。
その時代が面白いのか、つまんないのかはわからんがね。
 
 
1万年後に生まれる人間は、1万年前の生活を学んだ時に、
「この時代って面白そうでいいなー。」とか言うんだろうか。
そう考えると、この時代を楽しまないと損な気もする。
 
昨今の不況とか、100年に1度のビッグウェーブかもしれない。
とりあえず、株を買って一喜一憂するなら間違いなく今がチャンスだろう。
 
 
あまり関係無いけど、ボーッとしている時に限って、
良いアイデアが浮かんできたりするよね。
 
風呂に入ってる時とか、散歩してる時とか、電車に乗ってる時とか。
やっぱり、ボーッとするのって大事なんだろうなぁ。
 
最近は特にそう思う。
 
 
2010/01/14


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