人間ってのは喜怒哀楽を感じることで脳内麻薬が分泌される。
「自分の感情の変化を楽しむ。」
これが脳内麻薬ジャンキーの発想だ。
恋愛で胸が苦しくなるのもある種、快感の一つなんだ。
嫌だと思ってるかもしれないけど無意識に望んでもいるんだ。
寂しさでたそがれてる自分に酔うのもそう。
友達と遊んで楽しく笑い合うのもそう。
誰かが死んで泣くのもそう。
自分の気が狂いそうになるのも無意識に望んでる。
脳内麻薬が分泌されれば後はどうでもいいんだ。
外界からの刺激で頭の中が麻痺するのがいい。
自分で感情を押し殺したりする人に限って、
脳内麻薬ジャンキーに陥りやすい傾向があると思う。
恋愛に悩む自分に酔う。
これも脳内麻薬ジャンキーの第一歩だね。
その脳内麻薬の刺激にも耐える事が出来れば、
そのとき自分は「落ち着いた大人の男」に近づく事が出来るんだ。
若い頃に無茶やってた人が落ち着いたってのは、
脳内麻薬の刺激に耐えられるだけの抵抗力が出来ている証拠。
脳内麻薬に対する抵抗力も無く、溺れていくだけの人ってのは
「いつまでもガキのままの人間」って言われることになる。
落ち着きのある人間と無い人間の差はここら辺だ。
ガキだと思われたくないんだったら修羅場に身を置くか、
簡単に感情を出さないようにする事で自分をコントロールしろ。
告白する勇気が無い人とかに対して俺はよく、
「テンション上げて何度も頭の中でリハをしろ」と言う。
これは脳内麻薬を分泌させないと何も出来ない人のために、
楽しい事を考えたりやったりすることでテンションを上げ、
さらにそれによって脳内麻薬を分泌させて頭を麻痺させ、
「メッキの度胸」を付けさせる事が目的なのだ。
さらに出来る自分を「演じる」という事で、
第三者の立場で自分を操る感じにする。
これで結果的に出来なかった告白が出来る事になるわけだ。
脳内麻薬に溺れる事無しに利用して人生を楽しく深いものにしよう。
溺れていったら最後は「突然の自殺」にもなりかねない。
昔の芸術家や文学者なんかがいい例だろ。
俺は長生きしたいから「楽しむ事」だけを優先するよ。
2003/03/17
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