赤井の家でガラパゴス諸島の動物を紹介する番組を見た。
今回の夢はその影響なんじゃねぇのかと思う。
シチュエーションはプール。
プールにしては少し変で、岩などもあったりする。
水は限りなく透明で、底までハッキリ見えていた。
その中にはフグに似た変な形の魚とか、カラフルな魚とかがいっぱい居た。
知らない人がシュノーケルを持っていた。
「俺にも貸して〜。」と言ったが彼は潜るのに夢中で聞いていなかった。
バーカバーカ。
フグに似た魚は背中にツノのようなモノがあった。
なんとなく、それが毒針のような気がしたので触るのはやめておいた。
ウミヘビみたいなのをみんなが捕まえようとしていた。
『どうせ食わないんだろ。だったら捕まえる意味ないじゃん。』と思った。
俺は飽きたのでプールを上がった。
すると塩素の匂いが漂ってきた。
目の前には25mプールが広がっていた。
俺は『こっちで泳ごう』と思い、25mプールの中に入った。
中に入ってからよく見ると、プールの両端が波立っている。
どうやら、強い流れがあるプールのようだ。
少し潜って見てみると、ファインディング・ニモに出てきたような強い水流が見えた。
泡が渦巻いてプールの端を反時計回りに一周している。
「これに乗ったら早く泳げるよ。」
近くに居たお姉さんがそう言った。
俺は潜ってその水流に乗った。
なかなか流れが速い。
これならあっという間に一周する事が出来るだろう。
またお姉さんの声が聞こえた。
「でも、気を付けてね。」
俺は嫌な予感がした。
「その水流が発生する理由はどこかに排水溝がある時もあるからかもしれない。」
言うの遅いよ、姉さん。
目の前には排水溝。
しかもかなりデカイし!
それがもの凄い勢いで水を吸い込んでいく。
俺の体も凄い力で引き寄せられていく。
「オルァ!」
俺は排水溝の巨大な鉄網に足を向けた。
狙い通り、俺は真横に足で着地した。
体を吸い寄せられないように足で踏ん張った。
そして水面に顔を出すと縁があったのでそこに手を掛けた。
これで吸い込まれてヤバイ事になるのは避けられた。
落ち着いてから鉄網をもう一度見ると、周りが補強してある。
以前、何かの拍子に壊れたようだった。
水面に再び顔を出して縁の上を見ると、そこには窓があった。
俺がその窓から顔を出すと、5mほど下の方にガラス窓の破片が転がっていた。
「なんで誰も片付けないんだ。」
俺はそう呟いた。
以前、この排水溝の部分はアルミサッシのガラス窓だったらしい。
それが何かの拍子に壊れて下に落ちた。
それ以来、鉄網をムリヤリくっつけて排水溝を塞いでいるようだった。
「こんな付け方をしてたらまた壊れると思うが…。」
俺は誰かがこの排水溝に飲み込まれる事を想像してブルッと震えた。
ここに飲まれたら生きてはいられないだろう。
そこで目が覚めた。
2005/09/04
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