秋田のじいちゃんの家にルキフグスが居た。
なんかじいちゃんの書斎で物書きしてるし。
オマエ、確か地獄の宰相じゃなかったのか。
昔、バアちゃんに世話になったとか。
行き倒れになっているトコを救われたらしい。
生前、バアちゃんは色んな人に寄付したと聞いていたが、悪魔まで助けてたのか。
2階に上がったら双子の悪魔が居た。
「コイツを倒さなきゃ先には進ませないぜー!」とか言われて、
よくわかんないけど手が鎌になってる悪魔をけしかけられた。
相手が悪かったな。
最近、俺は夢の中で自分の思ったように行動できるんだ。
薄刃の剣を右手に出して素早さをMAXにして挑んだ。
ヤツが左上から剣を振り下ろすと同時に左横に避けつつ斬る。
反対から来る返しの一撃に対し、今度は右に斬り抜ける。
何度もそれを繰り返していたら余裕で倒せた。
階下に降りると寝室にトイレがあった。
トイレの棚にはメモがあり、『魔力20以上の場合、召使いを誘惑できる』とあった。
自分自身のステータスなんてわかんねぇぞオイ。
トイレから出るとキレイな召使いがこっちに来た。
彼女は俺に一礼してトイレに入ろうとした。
ひょっとして、トイレの中で誘惑しないといけないのか?
そう思った俺はとっさにトイレに駆け込んだ。
召使い「あっ…いけません…。」
俺「シーッ、大丈夫大丈夫。」
何もだいじょばない。
召使い「ダメ…人が来ます。」
俺「じゃあ鍵を掛けとこう。」
人が来なかったらいいのか?
この召使いも全然受け入れ態勢じゃねぇか。
召使い「で、でも…まだ会ったばかりですし…。」
俺「時間は関係無いよ。」
なんかすごく軽いコト言っちゃってるオイラ。
召使いもポワーンってなってるし。
なんだこの都合の良すぎる展開は。
すると、外が騒がしくなってきた。
「召使いの後に男が一緒に入って行ったぞ…。」
「何してるんだ!オイ!」
ドンドン
チッ、これまでか。
俺の魔力はどうやら14しか無かったらしい。
なんかよくわかんないけどステータスがわかった。
渋々、トイレのドアを開ける。
ゴブリンたちが根棒を片手に俺をジロジロ見ていた。
俺様の邪魔をしやがって。
ウザってぇ。
殺 し て や ろ う か
そこで目が覚めた。
2006/10/18
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