夢の話


管理人・有也の見た夢のコラム。
夢は潜在意識の表れだというが・・・変な夢ばっか。

 70   リアル痛覚。
 
先日、打ち合わせで訪れた麹町にある中経出版社の入ってるビル。
そこから出て来たトコから夢がスタートした。
 
何故かビルから出た途端に視界がやたらとボヤケる。
これはどうしたことだ。
ピントが全然合わない。
 
この時点で夢だと気付いた。
あぁ、しかし、気付いたせいで覚醒しそうだ。
いつも夢だと気付いた途端に楽しくなって夢から覚めてしまうのだ。
 
OK、出来るだけ考えないようにしよう。
これで少しは保つだろう。
 
大きな街路樹が目に入る。
麹町四丁目交差点付近にこんな木生えてねぇよ。
やっぱ夢じゃねぇか。
 
よし、久々だから空でも飛んでみるか。
いや、大ジャンプで木の上に飛び乗るか。
 
「行くぜ!」
 
シュバッという音と共に飛び上がる身体。
おぉ、今日は絶好調だなぁ。
夢の中でこうも思い通りに身体が動くのは久しぶりだ。
 
すぐに木のてっぺんが見えた。
そこにフワリと乗って見たが、足場なんてない。
 
ガサガサと枝やトゲに足を引っ掻かれ、
フトモモの辺りが切り傷だらけになる感覚があった。
 
「イテテイテテ。」
 
ちょっと待て。
冷静になれ。
 
これは夢だ。
なのに普通に痛いじゃないか。
無数のトゲや枝が刺さってくるじゃないか。
 
これは気のせいなのか?
いや、間違いなく痛い。
なんて理不尽な夢だ。
 
チクチクガサガサして腹が立ったので、
ひとまず、その木から降りる事にした。
 
下に降りながら他の木の枝を見ていた。
何かに似ている。
 
あぁ、ファミコン『影の伝説』の1面か。
 
 
そこで目が覚めた。
足は痛くもなんともなかった。
 
今まで見た夢で一番リアルな痛覚だった。
しばらく、空を飛ぶのは控えよう。
トゲが刺さるのはもうイヤだ。
 
 
2007/09/02



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