24
ナミダマクラ
私はすごくショックを受けた。
ヒロくんが信じてくれなかった事、その女のした事。
私が呆然としているとハルカとミッコは心配そうに私の顔を覗いて来た。
「大丈夫？」
私は心配掛けまいとして「大丈夫だよ。もう終わった事だし。」と言った。
無理に笑顔を作った。
「そう…ならいいんだけど。」
ハルカとミッコはそれ以上は何も言わなかった。
家に帰ってベッドに倒れこんだ途端に涙が溢れてきた。
マクラを顔に押し付けてずっと泣いた。
更新：2004/10/17
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