「ハルカ。それでアンタはオヤジ相手にウリをやってまで金を稼いでるわけだ。」
ずっと黙っていたミッコがハルカの目を真っ直ぐ見て言った。
「ミッコには関係無いでしょ!」
ハルカは顔を真っ赤にして怒った。
「ハルカ、アンタそんな事して間違ってると思わないの?」
「別に。私は京也と遊べればそれでいいの。」
「好きな人に会うためにお金を払うのって変だよ。」
「彼がホストなんだからしょうがないでしょ!?」
「ハルカがウリをやってる事、京也さんは知ってるの?」
「知らないよ。普通にバイトしてるって言ってるから。」
『ウリ』
…ハルカはそこまでして京也さんに会いたいと思ってるんだ。
私にはそんな事出来ない…。
「好きな人に会いたくて頑張って何が悪いのよ!ほっといて!」
ハルカは怒って走り去って行った。
ミッコは泣きだしそうな顔をしてた。
更新:2004/11/29
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