「…冗談でしょ?」
「いや、本当だよ。それから俺は名前を変えてこっちに移り住む事にした。
得体の知れないヤツを住み込みですぐに雇ってくれる所なんて限られてるからな。
今の店のオーナーに拾って貰うまではキツかったよ。」
「…どうやって殺したの?」
「超能力。」
「えっ?」
「アッハッハ。冗談だよ。」
「なんだ〜。ビックリした〜。本当に殺しちゃったのかと思ったよ〜。」
「ん?そっちは冗談じゃねぇぞ。あ、悪い。そろそろ仕事行くわ。」
「えっ?…あっうん。」
結局、それ以上の事は聞けないまま、京也さんは去って行った。
京也さんがお母さんを轢いた運転手を殺したというのは本当なんだろうか。
やっぱり冗談なんだろうか。
更新:2004/12/17
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