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太陽が沈んだ
夕方。
私は大きいタッパーに肉じゃがを入れて公園に持って来ていた。
ブランコに座って、ケータイをバッグから出した。
緊張してケータイを持つ手が震えた。
プルルル…プッ
『ハ〜イ!京也です。太陽の…』
聞き覚えのある留守電が流れた。
まだ寝てるのかなぁ。
私は留守電の音声を相手に話し掛けた。
「もう太陽沈んじゃったよ?京也さん。」
その時、電話から留守電ではない京也さんの声が聞こえた。
『そうだねぇ、もう太陽沈んじゃったね。』
更新:2004/12/22
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