私は突然電話から聞こえた京也さんの声に意表を突かれて焦った。
「あっ!京也さん!」
『どうした〜?デートのお誘いかな?』
「あっあの…肉じゃが作ったから…まだ御飯食べてないならどうかと思って…」
『俺、ジャガイモ煮たの嫌い。』
「えっ…あ、じゃあいらないよね。ゴメンなさい!なんかいきなり…」
『ジャガイモ以外のヤツは食えるから食うよ。』
「え…ホントに?」
『うん。ジャガイモはオマエが食って〜。俺は肉担当なの!』
「うん!わかった!」
『今、公園に居るんだろ?』
「え?なんでわかるの?」
『車の音が聞こえたから。それにオマエ、いつもそこに居るじゃん。』
「いつもじゃないよ〜。」
『そこで待ってな。今行くから。』
「うん!」
更新:2004/12/23
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