気が付くと私は寝ていたらしい。
枕元で着メロが鳴っていて起こされた。
「うーん…もしもし…。」
私は半分ウトウトしながら電話に出た。
『あれ?まだ寝てたのか。』
私は聞き覚えのあるその声に飛び起きた。
「京也さん!ど、どうしたの?」
私は焦って飛び起きた。
『いや、何してるかなぁと思って。もう夕方だぜ?起きないの?』
「ううん。起きるよ。」
『じゃあ、後でウチ来ない?』
「え!で、でも…。」
『お客さんに映画のビデオ貰ってさぁ。一緒に見ようよ。』
「ビデオ?何のビデオ?」
『うーんと〜【催眠】とかいう映画。』
「怖いヤツ?」
『…ちょっと怖いらしい。』
「え〜。私、怖いの苦手…。」
『俺も怖いの苦手なんだ。だから一緒に見て。二人で見れば怖くない!…多分。』
「京也さん、怖いの苦手なの?意外…。」
『非科学的なモンは信じない方なんだけどね。ちょっとリアルっぽいヤツは苦手。』
「そうなんだ〜。アハハっ。」
『笑ってないで来て〜。一人じゃ見れない。』
「うん。わかった。今から準備して行くね。」
更新:2005/01/23
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