恋愛マニュアルプロローグ

プロローグでは恋愛に関するコラムで
男女別マニュアルに該当しないもの、
または男女両方見て欲しいものを
そこはかとなく載っけております。

 81   求めてばかりのブタ。
 
何度も言ってるけど、改めて書く。
 
 
『付き合ってるなら、恋人から色々と与えられて当然』と勘違いしてるヤツが多い。
 
そういうヤツは「もっとこうしてよ。」とか「なんでこうしてくれないの?」とか言い出す。
その挙句、「私の気持ち、全然わかってくれてないんだね。」とか言い出す。
 
 
まず、自分が与える。
そういう人が愛されるのだと思っていい。
 
利害関係によるギブアンドテイクではなく、与える事に喜びを見出すという事だ。
相手が喜ぶ顔を見て喜ぶ人間、それが健全だという話だ。
 
「与えられるのが当然。」という人は愛されない。
自分の価値は自分で決めるべきだが、その価値基準を押し付けられても人は納得しない。
 
求めてばかりいれば、それが叶わない時に不安や不満が出てくる。
欲張りになって、心が醜くなれば、良い方向にはいかない。
 
ブタはそこに気付かず、「エサくれブーブー」を繰り返す。
その結果、「なんでおまえはエサをもらえて当然だと思ってるの?」と捨てられる事もある。
 
求めれば誰にでも得られるのではない。
恋人ならば与えられて当然というわけでもない。
 
その価値がある人間に与えられるのだ。
「エサはもらえて当然」とばかりに求めるブタには価値は無い。
 
どんなに見た目が良くても、長く付き合えばウンザリされるものだ。
 
相手がこっちに一目惚れをして、かなり重度の恋煩いをするほどハマっていても、
求めてばかりいたら、相手をすり減らしていく事になる。
 
そういう関係は健全ではないため、いずれ破綻する事になる。
 
 
「従業員は会社のために尽くして当然」という会社もそうだ。
搾取搾取で行けば、従業員は疲弊し切ってしまう。
サービス残業を半強制でするのが慣例になってたり、
規則でアレコレ縛り付けたり、ムチャなノルマを課したり。
 
そうまでして数字を出しても、離職率は上がるばかり。
過酷な業務→うつ病・過労死で問題になり、労働基準局からの警告も増えるばかり。
 
求めてばかりのブタというのは、そういうブラック企業みたいなものだ。
 
 
利害関係でしか結びつけない者の晩年は、ものすごく寂しいものになる。
周りの人間を大事にしてきた者の晩年は、とても幸せなものになる。
 
いつだって答えはシンプルだ。
 
 
求めてばかりのブタは不満を持って過ごす。
自分に足りないモノばかりが目に入る。
 
与える事に喜びを見出すと、人間関係は好転する。
やがて、それが大きな幸せに繋がる事に気付く事になる。
 
 
 
誰がどう生きようが自由だ。
好きにすりゃ良いよ。
 
不満だらけで過ごすも自由。
俺には関係無い。
 
 
ただ、俺はそういう生き方はしない。
みっともないからだ。
 
みっともない生き方は自己肯定力を下げる。
自己肯定力が下がると、人生はつまらなくなり、精神的に不安定になる。
 
求めてばかりでいたところで、与えられなくなった時に、
そんな価値も無い自分に気付けば、一気に崩壊へ向かう。
 
卑屈な人生のスタートだ。
 
 
自分を壊す可能性があるのは、いつだって自分だ。
内側からの崩壊を防ぐには、自分を見損なうようなマネはしない事だ。
 
色んなモノから逃げていても、自分自身がそれを見ている。
自分はごまかせない。
 
ビッと胸を張れる生き方をなさい。
 
 
2009/10/04


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